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いのちのノート 增田 一志(著) - スタイルノート
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いのちのノート (イノチノノート)

文芸
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四六判
176ページ
定価 1,400円+税
ISBN
978-4-7998-0132-1   COPY
ISBN 13
9784799801321   COPY
ISBN 10h
4-7998-0132-5   COPY
ISBN 10
4799801325   COPY
出版者記号
7998   COPY
Cコード
C0093  
0:一般 0:単行本 93:日本文学、小説・物語
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2014年12月28日
書店発売日
登録日
2014年12月4日
最終更新日
2019年12月16日
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紹介

記憶が毎朝消えてしまう……。朝のラッシュアワー。階段から突き落とされた男。血まみれのリビングから消えた妻。ノートにこめられた記憶の真実とは……。非日常的な日常をテンポ良く描くSFでありライト・ミステリーとも言える作品。特殊状況、特殊能力の下の人間には普段の生活がどう見えてくるのかをテーマに書き続けている著者が繰り広げる、驚きの展開と結末。仮フランス装のちょっと凝った装幀の一冊。

前書きなど

朝起きると、食卓の上に見慣れない大きな赤いノートが置いてあった。その表紙には「命のノート」と太字で大書してあり、その下に「起きたらまずこれを読むように」と書いてある。
表紙をめくる。
お前は8月7日に事故に遭い、脳の海馬に損傷を負った。
そのためにそれ以降は一日しか記憶がもたない。
今日は8月8日ではない。まず今日が何日かを確認しろ。
タイムマシンに乗ったと思え。
お前はもう会社に行く必要はない。今は休職中になっている。
障害者年金と保険金が下りるので生活の心配はするな。
今日は一日掃除洗濯してゆっくりして、好きなビデオでも見ていろ。
今日が火・金・土曜なら夕方に合気道の稽古に行け。
俺の字だ。次のページをめくる。……

版元から一言

文学専攻でありながら理工系に強い筆者ならではの、緻密な文章が魅力的です。専門用語満載の超大作から気軽に読める作品やコミックの脚本まで手がける筆者。今回はSF風でありながら、推理小説仕立てでもある独特の作品ができあがりました。我々の日常生活とは何か、記憶の蓄積とは何かといった本質に迫っていきます。2014年、小学館「ゴルゴ13脚本大賞」佳作受賞者によるライト・ミステリーあるいは、コージー・ミステリーともいえる気軽に読める本です。

著者プロフィール

增田 一志  (マスダ カズシ)  (

1959 年生 おとめ座
1983 年  東京大学文学部イタリア文学科卒
2014 年  小学館「ゴルゴ13脚本大賞」佳作受賞
他の作品
     「シーラカンスからの手紙」
     「人は何故未来を思い出せないか」
     「流体生物との交感についてⅠ~Ⅴ」
     「星生」
     「1000億匹の猿」

上記内容は本書刊行時のものです。