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ビエンナーレの現在 暮沢 剛巳(編著) - 青弓社
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ビエンナーレの現在 (ビエンナーレノゲンザイ) 美術をめぐるコミュニティの可能性 (ビジュツヲメグルコミュニティノカノウセイ)

社会一般
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発行:青弓社
四六判
276ページ
並製
定価 2,000円+税
ISBN
978-4-7872-7239-3   COPY
ISBN 13
9784787272393   COPY
ISBN 10h
4-7872-7239-X   COPY
ISBN 10
478727239X   COPY
出版者記号
7872   COPY
Cコード
C0070  
0:一般 0:単行本 70:芸術総記
出版社在庫情報
品切れ・重版未定
初版年月日
2008年1月
書店発売日
登録日
2010年2月18日
最終更新日
2011年7月4日
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紹介

2年に1度開催されるビエンナーレ=国際美術展とはどのようなイベントなのか。横浜トリエンナーレやアジア太平洋トリエンナーレなどを取り上げて、都市、美術、グローバリゼーション、市民参加などの視点から、社会的・文化的な意義を明らかにする。

目次

はじめに 暮沢剛巳

第1章 われわれの過去に未来はあるのか 港千尋インタビュー[聞き手:暮沢剛巳/難波祐子]
 1 国際展一般について
 2 コンペティション方式について、作家について
   記憶のない街――インタビュー後記 暮沢剛巳

第2章 パブリックアートを超えて――「越後妻有トリエンナーレ」と北川フラムの十年 暮沢剛巳
 1 「越後妻有トリエンナーレ」――その沿革と概要
 2 総合ディレクター北川フラム――その思想と人物像
 3 彫刻・建築・空家・廃校――その展示の変遷とパブリックネス
 4 地域とボランティア――こへび隊の貢献
 5 三つの独自性
 6 今後の展望――二〇〇九年に向けて

第3章 市民芸術論的転回――クリティカルな視点から見た「横浜トリエンナーレ2005」 福住 廉
 1 「横トリ05」の概要
 2 「祝祭性」と「市民参加」
 3 川俣正のアートサーカス
 4 言説分析
 5 「祝祭性」の二重性
 6 押し開けられた素人批評の扉
 7 「市民のための国際展」から「市民による国際展」へ

第4章 キュレートリアルな言説の不在と生成――「横浜トリエンナーレ2005」をめぐる考察 難波祐子
 1 「横浜トリエンナーレ2005」開催に至る経緯
 2 「横浜トリエンナーレ2005」の運営体制
 3 「横浜トリエンナーレ2005」のコンセプトと参加作家の傾向
 4 キュレートリアルな視点からみた「横浜トリエンナーレ2005」
 5 アジアの国際展の動向と展開
 6 「キュレーター」の役割と実践の変遷

第5章 未来のカルトグラフィー――「アジア太平洋トリエンナーレ」とキュレーション的な想像体 フランシス・マラヴィラス[小泉元宏訳]
 1 
 2 同時代性の分裂的なカルトグラフィー
 3 差異とアイデンティティーのパノラマ的なトポグラフィー
 4 カルトグラフィーの見えない手
 5 「中立的な」開催地
 6 (ポスト)コロニアルなカルトグラフィー

第6章 場の創出――「アジア太平洋トリエンナーレ」におけるキッズAPTの試み 藤川 哲
 1 水平的国際主義
 2 地域の観客に向けて
 3 参加観客制度
 4 現実空間に場所を
 5 GoMA開館
 6 APT5
 7 APT5シネマ
 8 キッズAPT
 9 ボーダーレス
 10 大衆主義
 11 関係性の美術
 12 マイノリティ・エンパワーメント
 13 大切な記憶
 14 国際・美術・展

第7章 ポスト・ビエンナーレの試み――北九州国際ビエンナーレ07を考える 毛利嘉孝
 1 北九州国際ビエンナーレ07の概要
 2 二十一世紀のアートとビエンナーレとは?
 3 アートにおけるポストモダン理論の導入
 4 アートのマルチカルチュラリズム化と政治化
 5 アートのプロジェクト化
 6 アートの情報化・デジタル化・非物質化
 7 巨大イベント型のビエンナーレの時代(とその終焉?)
 8 北九州国際ビエンナーレというポスト・ビエンナーレ

おわりに 難波祐子

著者プロフィール

暮沢 剛巳  (クレサワ タケミ)  (編著

1966年、青森県生まれ。武蔵野美術大学、多摩美術大学、女子美術大学、筑波大学、桑沢デザイン研究所非常勤講師。専門は美術批評。建築、デザイン、サブカルチャーなどにも関心がある。著書に『美術館はどこへ?』(廣済堂出版)、『「風景」という虚構』(ブリュッケ)、『美術館の政治学』(青弓社)、編著に『現代美術を知る クリティカルワーズ』『アートを書く! クリティカル文章術』(ともにフィルムアート社)など。ひとこと◆2006年は妻有や光州で、07年はリスボンで国際展を観る機会があった。この本の出版を機に、今後さらにそうした機会が増えそうだ。

難波 祐子  (ナンバ サチコ)  (編著

1970年、広島県生まれ。ロンドン大学東洋アフリカ学院(SOAS)学士号(社会人類学)、ロイヤル・カレッジ・オブ・アート(ロンドン)修士号(現代美術キュレーション)。フリーランスのキュレーター、東京藝術大学先端芸術表現科非常勤講師を経て、現在、東京都現代美術館学芸員。多摩美術大学非常勤講師。専門は現代美術、文化研究、未就学児の鑑賞教育研究。キュレーションした主な展覧会は「democracy!」(2000、ロイヤル・カレッジ・オブ・アート、ロンドン)、「Interweaving Cultures(文化を織り成す)」(2004、ジム・トンプソン・アートセンター、バンコク)など。ひとこと◆2007年から未就学児鑑賞教育研究会を立ち上げ、現代美術に主眼を置いた未就学児の鑑賞教育に関するこれまでの研究を本格化する予定。

上記内容は本書刊行時のものです。