発行:青弓社
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四六判 376ページ 上製
定価:3,000円+税 総額を計算する
ISBN978-4-7872-7230-0 C0073
在庫あり
奥付の初版発行年月:2007年06月
書店発売日:2007年06月26日
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紹介
『幻想交響曲』のベルリオーズが、自分の体験と当時の音楽事情をまとめた音楽評論集。ウイットに富んだ、ときにはシニカルなほどの文体でつづった人間観察に基づく評論と自身の内的世界の吐露は、時空を超えて21世紀の私たちにも多大な共鳴を与えてくれる。
目次
プロローグ オペラ座団員の手紙──著者にあてて 著者からの返信──オペラ座合唱団員へ音楽のグロテスク ニ短調の交響曲をヘ短調で演奏する権利 王冠に輝いた名手 新作の楽器 連隊長の軍隊 カンタータ グロテスクな音楽プログラム これって皮肉? 鼓手の福音史家 フラジョレットの伝道者 トロンボーンの預言者 オーケストラの指揮者 ベートーヴェン愛好者 ゾンターク版 ホ調では踊れない ロッシーニのキス クラリネット協奏曲 万国博覧会の楽器 エラールのライバル国際親善の書簡 ある田舎者の慎重さと聡明さ──アレクサンドルのオルガン・メロディウム トロンペット・マリーン、サクソフォーン──管弦楽法の学者たち ジャガリータ──野生の女たち アストゥシオの一族 打算的な結婚 大ニュース もう一つのニュース 大麦糖──真面目な音楽 ラ・ジェッタトゥーラ(呪い) 作業着姿の愛好家たちと真面目な音楽 ジェレミーの嘆き 模範的な批評 劇的な響き あるミゼレレの成功 シーズン──悪魔たちのクラブ 大演奏会の小さな悲劇 二十フランのチケットを一枚持っている フラットの戦争旅──科学的な書簡 プロンビエールとバーデン(第一の手紙) 第二の手紙 耳の錯乱と幻覚哲学的な書簡 A・M・エラ氏(ロンドン音楽連盟の長)にあてた手紙 新人歌手──オペラ座支配人の絶対的支配 ニワトリの歌、歌のニワトリ スズメ 笑う音楽 国家の愚かさ 恩知らずとは心の奔放 栄光のむなしさ ルブラン夫人 時は何ものも容赦しない 傲慢のリズム オベール氏の言葉 音楽とダンス 詩人のダンサー オベール氏のもう一つの言葉 演奏会 ネルソンの勇気 ストルツ夫人、ゾンターク夫人──百万の人びと 時間(Heur)と不運(Malheur) 社交界の愛好家たち──詩人と料理人 オレンジの木、ドングリとカボチャ パッサード 繊細さと簡潔さ──弔辞と三つの音節フランスの旅──アカデミックな書簡 自由なアカデミー会員、M・某氏へ 第二の手紙 翌日のこと 第三の手紙 終わり楽しければすべてよし注の書誌訳者あとがき
著者プロフィール
エクトル・ベルリオーズ(ベルリオーズ,エクトル)
19世紀ロマン派を代表するフランスの作曲家、指揮者、そして音楽評論家。1803年にフランス南部、ラ・コート・サンタンドレに生まれ、69年にパリで65年の生涯を閉じる。ベルリオーズの父親は医師で、決して音楽的な家庭環境ではなかったが、彼は子どもの頃からフルートやギターに親しんだ。その後パリで自らも医学を学ぶが、音楽に心を捕らわれ、パリ音楽院でル・シュールの教えを受けた。27歳のときの作品である『幻想交響曲』(1830年初演)は、いわゆる「標題音楽」の試みであり、女優ハリエット・スミスソンへの恋が原動力となって書かれたといわれる。その他『イタリアのハロルド』(1834年初演)、『ファウストの刧罰』(1846年初演)、そして彼が情熱を注ぎ込んだ大作オペラ『トロイアの人びと』(第2部だけ1863年初演)などが特筆すべき作品だが、『トロイア』は彼の存命中に全曲上演されなかった。また著作としては有名な『回想録』(2巻、1870年)の他に、『近代楽器法と管弦楽法大論』(1844年、改訂版1856年)があり、彼が新しいオーケストラの色彩を開発したことは大変重要である。
森 佳子(モリ ヨシコ)
新潟県生まれ。国立音楽大学楽理学科卒。パリ第四大学(ソルボンヌ)修士課程(音楽学)、パリ・スコラ・カントルム和声対位法科修了。公立館職員を経て、現在日本大学非常勤講師、早稲田大学演劇博物館客員研究員。専門は17−19世紀のフランスの音楽劇。主な著書に『笑うオペラ』『クラシックと日本人』(ともに青弓社)、共著に『初期オペラの研究』(彩流社)、『演劇学のキーワーズ』(ぺりかん社)など。
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