写真を〈読む〉視点
小林 美香:著
発行:青弓社 この版元の本一覧
四六判 232ページ 上製
定価:2,000円+税 総額を計算する
ISBN978-4-7872-7200-3(4-7872-7200-4) C0372
在庫あり
奥付の初版発行年月:2005年07月 書店発売日:2005年07月22日
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紹介

新聞・雑誌や広告で消費される写真、戦場の現実を照らし出す報道写真、インターネット上で画像と認識される写真、美術館やギャラリーに展示される写真──私たちを取り囲む写真とどう向き合えばいいのかを、7つの視点からわかりやすくレクチャーする。

目次

はじめに──写真史を書くということ、写真史の歴史  1 写真史はどのように語られてきたのか  2 「技術史としての写真史」から「表現の歴史としての写真史」へ  3 「表現の歴史としての写真史」≒「写真家の列伝」?  4 「表現の歴史としての写真史」に対する見直しと近年の傾向  5 本書の目的と構成──写真を読むためのツールとしての写真史 第1章 写真史のなかの子どもたち  1 子どもの写真を撮ること、見ること  2 写真の黎明期──ダゲレオタイプの発明からカルト・ド・ヴィジットの流行まで  3 見立てられる子どもたち/測られる子どもたち  4 社会を象徴する子どもたち──ドキュメンタリー写真、フォトジャーナリズム  5 子どもとして「見る」ということ 第2章 写真による「性」の表現  1 密室の中の演技──ポルノグラフィの手法  2 ダゲレオタイプのヌード写真、ステレオ写真の流行──視覚的なポルノグラフィの展開  3 カルト・ド・ヴィジットとポストカードの流行──ピンナップ、ガーリー・マガジンの普及  4 アルフレッド・C・キンゼイの研究活動とキンゼイ研究所の写真アーカイヴ 第3章 広告写真とジェンダー表現  1 「フォレスト」に見られるジェンダー表現  2 印刷技術の進歩と広告写真の成立  3 エドワード・スタイケンの仕事──虚構(ルビ:ファンタジー)をつくりあげる広告写真  4 第二次世界大戦後の展開 第4章 戦争と写真──プロパガンダとしての写真の用法  1 「崩れ落ちる兵士」と戦争写真家ロバート・キャパの名声  2 第一次世界大戦期の戦争ポスター  3 フォトジャーナリズムの展開  4 ストーリーとして読み取られる展示──写真展「勝利への道」 第5章 紙面上の写真──写真集を読む視点  1 モニター上の写真 / 紙面上の写真  2 写真集の構成とその見方  3 ポートフォリオとしての写真集  4 見開き・裁ち落とし──空間やストーリーの展開 第6章 美術館と写真──写真を蒐集する視点  1 写真コレクターとしてのエルトン・ジョン、「もの」としての写真の価値  2 写真の美術市場の形成  3 ジョン・シャーカフスキーが提示した「写真の見方」 第7章 写真と現代美術──インスタレーション・アートにおける写真の位置づけ  1 フレッド・ウィルソンのインスタレーション作品「H RR R and H PE」  2 現代美術における写真の位置づけ──ポップアートからランドアートまで  3 ポストモダニズムの写真活動の展開  4 インスタレーション・アートの展開  5 表す展示/隠す展示 あとがき 参考・関連文献/サイト

関連リンク

青弓社

著者プロフィール

小林 美香(コバヤシ ミカ)

1973年生まれ。大阪芸術大学・大阪成蹊大学・京都造形芸術大学などの非常勤講師。専攻は写真論・写真史。関西を中心に写真に関するレクチャーやワークショップ、シンポジウムの企画・開催に携わる。共監訳書に、ジル・モラ『写真のキーワード──技術・表現・歴史』(昭和堂)。論文に「インスタレーション・アートにおける写真──フレッド・ウィルソンの作品を一例に」(「デザイン理論」第42号)、「展示の力──「勝利への道」展とヘルベルト・バイヤーの展示デザイン」(「美学」2003年春号)など。http://www.think-photo.net/mika/

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