旗袍にみる中国の近・現代チャイナドレスをまとう女性たち
謝黎:著
発行:青弓社 この版元の本一覧
A5判 226ページ 上製
定価:4,000円+税 総額を計算する
ISBN 978-4-7872-3237-3 (4-7872-3237-1) C0039
在庫あり
奥付の初版発行年月:2004年09月 書店発売日:2004年09月18日
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紹介

満族の清朝に起源をもつチャイナドレスは、清末期から民国期、文化大革命期、改革開放期へとどのように変化し、受容され否定されてきたのか、その女性史的・社会史的な意味は何か。史料を縦横に読み解いて、中国の近代化と服飾文化との関係を考察する。

目次

序章 旗袍研究の意義
 1 問題の所在
 2 本研究の視点
 3 本論の構成と用語
  構成
  資料
  用語

第1章 清朝末・民国初期の婦女の旗袍
 1 清朝末・民国初期の社会構造
  通商と移住者社会による「近代」商業都市の形成
  西洋への憧れと反発
  尊貴卑賤の伝統文化から娯楽や贅沢の消費文化へ
 2 清朝末・民国初期の新都市女性のひな型
  伝統的な婦女観
  「近代」上海の妓女の繁栄
  女学生の登場
 3 清朝末・民国初期の服飾
  主流としての上衣下裳
  伝統旗袍の特徴と不人気
  妓女の新しいファッション
  女学生の「奇装異服」
  民国初期服飾制度の誕生

第2章 民国中・後期における旗袍の流行
 1 民国中・後期の社会構造
  ファッションをめぐる市場の形成
  「近代化」された女性美
  大衆化された摩登と反動
 2 新型旗袍を生み出した新都市女性
  女学生──新式服装の少女
  職業女性と「花瓶」問題
  都市の消費文化を享受する「近代」主婦
 3 民国中・後期の服飾
  上衣下裳の衰退と旗袍の再認識
  1930年代から40年代の新型旗袍の成立と広がり
  戦争と新型旗袍

第3章 文化大革命と改革開放による旗袍の否定と肯定
 1 旗袍の否定と肯定の社会構造
  中華人民共和国の成立
  文化大革命における「古い文化」の排除
  改革開放による個人主義の拡大
 2 中華人民共和国の女性
  都市の女性像の崩壊と文化大革命期の中性的女性像
  改革開放後の女性
 3 中華人民共和国建国から改革開放期への服飾
  中華人民共和国建国から文化大革命までの17年間
  文化大革命期における旗袍の否定
  改革開放期における服飾の多様化

終章 近・現代中国の服飾における「伝統」の創造
 1 中国「近代化」過程における中国イメージ
 2 旗袍の「伝統」をめぐる「近代」と「民族」の構図
 3 課題と展望

参考文献

あとがき

関連リンク

青弓社

著者プロフィール

謝黎(シャレイ)

1966年、上海市生まれ。昭和女子大学大学院博士課程学位取得修了、博士(学術)。現在、昭和女子大学国際文化研究所客員研究員。論文「近代中国におけるチャイナドレスの変遷──上海を中心にして」『現代風俗学研究』第8号、2000年。博士論文「近・現代上海における『伝統』の操作──旗袍をまとう女性たち」。

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