健康の語られ方
柄本 三代子:著
発行:青弓社
この版元の本一覧
四六判 216ページ 並製
定価:1,600円+税 総額を計算する
ISBN978-4-7872-3202-1(4-7872-3202-9) C0336
品切・重版未定
奥付の初版発行年月:2002年06月
書店発売日:2002年06月13日
タグは版元ドットコム事務局で編集することがあります。
あらかじめご了承下さい。

紹介

テレビ番組の「血液サラサラ」に顕著な科学性をまとった健康言説の氾濫と、それを積極的に受容して健康食品や健康補助薬を摂取することに快楽を見いだす視聴者たち。自分の健康を語ることが強迫と化した現代の、科学と食品と身体の社会的な構造を検証する。

目次

はじめに 第1章 ネオ公衆衛生時代の大衆文化──何が問われているのか  1 「身体の社会学」と「健康と病の社会学」  2 ネオリベラリズムと新しい公衆衛生──少子・高齢化社会というリスク言説  3 科学化される社会  4 大衆文化としての健康と科学 第2章 ヘルスリテラシー──自己による自己の身体統治のために  1 健康の名のもとにやせる  2 食をとおした身体コントロール  3 ヘルスプロモーション活動に介在する知  4 知識と実践──能弁に語る従順な「人口」 第3章 ワイドショーにおける健康の科学的リアリズム  1 科学的知はどう機能するのか  2 隠れた健康効果とリスクを暴露する科学的知  3 説明しない専門家/説明する素人──科学的リアリズムのパラドクス  4 実感できない身体比喩──血液サラサラ  5 科学的リアリズムを支えるのは誰か 第4章 テレビジョンの外へ!──科学言説の積極的活用  1 素人たちの実践と活用  2 ココアブームを追え!──そしてポリフェノールだけが残った  3 健康科学への投資──商品への適切な提案  4 「野菜がたくさん」広告を成立させるもの 第5章 科学をめぐる精緻化と悪用のスパイラル  1 フードファディズムと「煽られる大衆」  2 ネオ公衆衛生時代の食品分類と栄養機能主義  3 Evidence Based言説とは何か  4 禁欲的自立ゆえの快楽 おわりに

関連リンク

青弓社

著者プロフィール

柄本 三代子(エノモト ミヨコ)

宮崎県生まれ。早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程社会学専攻修了千葉商科大学商経学部、法政大学工学部・社会学部、東海大学教養学部、東京福祉大学社会福祉学部、横浜市立大学看護短期大学部非常勤講師。東京大学医学系大学院客員研究員。専攻は身体の文化社会学共著に『地域の教育力と生涯学習』(多賀出版、1995年)、『保健医療福祉の社会学』(中央法規出版、1998年)、『新版・おもしろ男女共生の社会学』(学文社、1999年)



コメントとトラックバック »

まだコメントとトラックバックはありません

TrackBack URI : http://www.hanmoto.com/bd/isbn978-4-7872-3202-1.html/trackback

コメントをどうぞ

お寄せいただいたコメントは、当サイトに掲載されますが、内容によっては削除させていただく場合がございます。なお、コメントへの回答は原則としていたしておりません。当サイト・著者・各版元へのお問い合わせの際は、お問い合わせフォームをご利用下さい。

▲ページの上端へ