富士山と日本人
青弓社編集部:編
発行:青弓社 この版元の本一覧
四六判 264ページ 並製
定価:1,800円+税 総額を計算する
ISBN 978-4-7872-3200-7 (4-7872-3200-2) C0039
品切・重版未定 へ復刊希望を出す
奥付の初版発行年月:2002年05月 書店発売日:2002年05月07日
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紹介

日本のランドマーク・富士山は何を象徴しているのか? 崇高さか親しみか、女性性か男性性か──つねに両義性をともなう富士山のイメージ。文化や時代によって変遷する富士の魅力と実像、あるいは虚像までを解き明かして浮かびあがらせる日本人の心性史。

目次

第1章 俗界富士 藤原新也 第2章 「富士山」のイコノロジーと日本人の心性 竹谷靱負  1 「富士山」のイコノロジー  2 近・現代の富士山観 第3章 富士の絵、その展開と諸相 山下善也  1 古代・中世  2 近世  3 主題の変奏 第4章 近代日本の教科書と富士山 阿部 一  1 教育原理としての国体  2 『日本風景論』の影響  3 富士山を扱った教材の変遷  4 教科書における富士山の象徴性 第5章 登山史のなかの富士山 小泉武栄  1 噴火する富士山  2 富士山における登山の始まり  3 末代上人の富士登山  4 室町時代の富士登山  5 江戸時代の富士登山  6 明治時代以降の富士登山 第6章 富士信仰と日本的霊性 鎌田東二  1 精神のランドマークセンターとしての富士山  2 富士の信仰──粟と虫の反朝廷文化  3 『万葉集』の富士山  4 富士の諸相とそのコスモロジー  5 富士の神秘 第7章 富士への祈り──江戸富士講における救済観の展開 宮崎ふみ子  1 富士信仰の展開  2 身禄の教義における救済観の展開  3 衆生救済と世直り 第8章 女人登山禁制小考──富士参詣者と地元住民との関わりから 青柳周一  1 参詣者、信仰登山集落、山麓地域の村々  2 地元住民にとっての「参詣者」像──「尿だらけの山」  3 女性参詣者をめぐる対立の図式 第9章 富士を伊達に詠むこと──富士詠の近世 大谷俊太  1 細川幽斎の挫折  2 大空につもる雪──実景の取り込み  3 さらにわすれてむかふ富士──実感の本意化  4 こころ詞もおよぶものかは──「伊達」な詠み方 第10章 平安時代の富士山──あこがれとおそれのあいだで 和田律子  1 平安時代の文学作品のなかの富士山  2 平安時代の富士山図  3 『富士山記』と『竹取物語』  4 『更級日記』の富士山 第11章 富嶽五景 堀切直人  1 第一景  2 第二景  3 第三景  4 第四景  5 第五景 第12章 富士には月見草がよく似合う──近・現代文学と富士山 川村 湊  1 遠近法の眼鏡  2 「遊女」と富士  3 火山の変容  4 富士という遠景 第13章 外国人の見た富士山 竹村 功  1 わが国の外国人たち  2 江戸参府旅行  3 開国交渉に訪れた人々  4 明治時代の外国人たち  5 昭和初期の外国人

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