文化人類学を再考する
森部 一:編著
発行:青弓社 この版元の本一覧
四六判 352ページ 上製
定価:3,000円+税 総額を計算する
ISBN 978-4-7872-3193-2 (4-7872-3193-6) C0039
在庫あり
奥付の初版発行年月:2001年12月 書店発売日:2001年12月13日
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紹介

いま、文化人類学を研究する意味とは? さまざまな違いを文化の違いとしてとらえ、人間とは何かを明らかにしてきたこの学問は、日本では自他を区分けすることだけに役立ってきたのではないか。私たちの自己認識、異文化理解を再考する学問へと転換をめざす。

目次

はじめに 吉田竹也 第1章 家・タラワード・女神寺院──民族誌学のためのイデオロギー論入門 小林 勝  1 書けなかった「家」  2 「イデオロギー」へ  3 南インド・ケーララへ 第2章 信仰と論理、論理の歴史──妖術研究のゆくえ 菊地滋夫  1 アフリカと妖術研究の〈問い〉  2 エヴァンズ=プリチャードと妖術研究  3 物語と経験の組織化  4 強靭な論理  5 ザラザラした大地へ 第3章 ギアツのバリ文化統合論再考 吉田竹也  1 問題の所在  2 ギアツの議論の要約  3 議論枠組みと記述の再検討  4 暫定的な結論 第4章 ボルネオ先住民の宗教変容 三木 誠  1 ニュリ運動  2 ブンガンアダット  3 死者儀礼の質的変化  4 カハリンガンの形成  5 概括および考察 第5章 べトナム北部における社会主義市場体制と「宗教」「民間信仰」「迷信異端」 宮沢千尋  1 ドイモイ政策以前と以後の宗教政策  2 ヴィエムサー村の民間信仰の復活  3 聖母信仰のシャーマン儀礼  4 結びにかえて 第6章 タイの僧侶プラ・プラユッドー・ パユットのイメージをめぐって 森部 一  1 ピーター・ジャクソンの描くパユット像  2 西川潤の描くパユット像  3 オルソンの著書の内容の整理・分析から出てくるパユットの新しいイメージ 第7章 複数文化の交錯する街、北京 三浦太郎  1 北京再考  2 モンゴル国家の特殊性  3 モンゴル族の都市建設と定住化  4 満洲族国家・清の成立と皇帝の季節的移動 第8章 日本文化に見る思考の論理──神話の分析をとおして 水谷俊夫  1 文化的な「にぶさ」  2 神話分析の方法論  3 三神の関係性  4 『記』『紀』神話の三幅対構造  5 三幅対構造神話と日本文化 おわりに 森部 一  1 文化人類学の困難な現状と強み  2 各論考の特徴

関連リンク

青弓社

著者プロフィール

森部 一(モリベ ハジメ)

1947年生まれ。南山大学人文学部教授。専攻は文化人類学。著書に『タイの上座仏教と社会』(山喜房佛書林)、『変貌する社会』(共編、ミネルヴァ書房)、『文化人類学への誘い』(共編、みらい)など。

上記内容は本書刊行時のものです。
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