
発行:青弓社 この版元の本一覧
四六判 208ページ 並製
定価:1,600円+税 総額を計算する
ISBN 978-4-7872-3141-3 (4-7872-3141-3) C0039
品切・重版未定
奥付の初版発行年月:1997年07月
あらかじめご了承下さい。
紹介
湯のぬくもりは人のぬくもり──老いも若きも、男も女も肩を並べて湯につかり絆をあたためあってきた温泉、共同湯。その歴史を訪ね、温泉本来の豊かな楽しみ方を探求するとともに、癒しの場、コミュニティ回帰の場としての可能性を提示する。
目次
はじめに1 共同湯の歴史 八岩まどか(1)温泉〈共同湯〉総論 まず共同湯ありけり 湯治に行く 湯に入る方法 裸のつきあい 武将が好んだ湯 天狗も入った湯(2)共同湯の成立 湯屋ができる、町ができる 人が集まるところに市が立つ 湯を囲う 湯争い(3)共同湯をめぐる人と信仰 伊勢詣でと温泉旅 入浴客は要注意 高野長英の逃避行 流刑地だった温泉 湯による裁判 湯立て神事 湯女 子宝を授かる湯(4)近代から現代までの変遷 食事も宿で出します 湯治は昔になりにけり 旅館は繁栄、温泉街は衰退 女性がリードする温泉ブーム ふれあいの旅なら共同湯2 共同湯を歩く 八岩まどか(1)四万温泉と湯宿温泉の共同湯 冬住み 壼売り 壼見舞い 湯守と湯銭 元禄の賑わい 落ち武者伝説 飛んできた湯 薬師堂への祈り 五人講 ゴゼも通った道 鉄道が走って旅人が減った 新道ができて町が変わった 家に風呂を造らない 湯のなかの教育 共同湯の組 火の番 湯に漬けた藁は強くなる 避暑地の恋 若山牧水を不快にさせた理由 湯もいろいろ 湯めぐり 共同湯になぜ鍵がついたか 源泉を共同管理する時代 共同湯は誰の所有? 観光のためか、地域のためか 共同湯という空間3 共同湯ゆけむり紀行 ヒューマンルネッサンス研究所 ユニークな共同湯めぐり 年金で豊かな温泉暮らし 温泉で美しく老いよう 健康ランドは現代の共同湯か 共同湯は地域コミュニティのキーステーション 平成生まれの平成温泉 大学の課外授業は共同湯から 共同湯閑話一 共同湯閑話二 ドイツの温泉保養地事情4 温泉の復権 ヒューマンルネッサンス研究所 湯の岩屋戸を開ける 世界の温泉 日本の温泉 共同湯とは 都会の共同湯 温泉文化と共同湯 共同湯のある町5 温泉をめぐる新しい兆し ヒューマンルネッサンス研究所 温泉を楽しむ新潮流 地域と温泉センター 電子ネットワークで温泉めぐり エコロジーと温泉 混浴コミュニケーション 変化する旅の宿6 地域と温泉コミュニティ ヒューマンルネッサンス研究所 湯に映るコミュニティ精神 温泉センターへの挑戦 温泉コミュニティの創造
関連リンク
著者プロフィール
ヒューマンルネッサンス研究所(ヒューマンルネッサンスケンキュウジョ)
1990年10月にオムロンによって設立された研究所(株式会社)。「人間」「生活」「コミュニティ」の領域を視野に入れ、21世紀における「最適化社会」の実現を目指し、研究開発、事業化に向けての実験や試行を行っている。主な研究テーマとしては、本書にその成果の一部をまとめた「コミュニティ研究」のほか、個育て社会の研究、生活文化の研究、地域のあり方研究、教育や福祉など。
上記内容は本書刊行時のものです。八岩 まどか(ヤツイワ マドカ)
1955年生まれ。20代後半に、昔ながらの湯治場をめぐり、観光旅行ではない温泉の良さを再発見、以来、温泉の歴史、文化、民俗に興味を覚えて執筆活動を展開。ほかにも、匂いやセクシュアリティなど、皮膚感覚といえる領域にも活動を広げている。著書に『温泉と共同湯』『温泉と日本人』『匂いの力』(いずれも青弓社)、『混浴宣言』(小学館)など。
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