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鉄道と旅する身体の近代 野村 典彦(著) - 青弓社
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鉄道と旅する身体の近代 (テツドウトタビスルシンタイノキンダイ) 民謡・伝説からディスカバー・ジャパンへ (ミンヨウデンセツカラディスカバージャパンヘ)

歴史・地理
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発行:青弓社
A5判
縦148mm 横210mm 厚さ29mm
重さ 750g
564ページ
上製
定価 3,400円+税
ISBN
978-4-7872-2044-8   COPY
ISBN 13
9784787220448   COPY
ISBN 10h
4-7872-2044-6   COPY
ISBN 10
4787220446   COPY
出版者記号
7872   COPY
Cコード
C0320  
0:一般 3:全集・双書 20:歴史総記
出版社在庫情報
品切れ・重版未定
初版年月日
2011年10月
書店発売日
登録日
2011年9月16日
最終更新日
2022年1月5日
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紹介

近代日本で鉄道が全国に敷設されたとき、地域は煙をあげて驀進する乗り物をどう受け入れ、人々は車窓から風景をどういう思いで眺めたのか。民謡集や伝説集、案内記、旅行雑誌、広告などから鉄道と旅の想像力の歴史をたどり、身体感覚の変容を描き出す。

目次

序章 鉄道旅行と峠

第1部 旅と伝説――民謡・伝説から民話へ

第1章 民謡・伝説と旅する身体
 1 鉄道旅行と蒐印
 2 旅の思い出と民話集

第2章 民謡・伝説を〈たずねる〉身体
 1 伝説に寄り添う身体
 2 居ながらの旅と蒐集趣味、あるいは松川二郎

第3章 鉄道の想像力と民謡・伝説
 1 路線や駅の想像力
 2 〈男の旅〉と情話

第4章 名所と決別する柳田國男
 1 近代の風景観と郷土研究
 2 名所との決別としての「木思石語」
 3 戦時体制と神話・伝説

第5章 「ディスカバー・ジャパン」の頃
 1 旅・民話・心のふるさと
 2 「民話=昔話・伝説・世間話」の認知

第2部 近代の風景観と身体感覚――移動する身体と地面との切断

第6章 車窓の風景と車内の出来事
 1 車窓から「みる」
 2 みること、かくこと

第7章 自動車が走る暮らし
 1 暮らしのなかの風景
 2 直線化する景観

第8章 移動する身体と危険回避の伝承
 1 ガラス窓によって外界と切断された移動
 2 地面と接する身体

第3部 鉄道とトンネルと口承――近代の暴力性を馴致する物語

第9章 鉄道忌避伝説あるいは鉄道を見守る稲荷
 1 鉄道についての語り
 2 鉄道の開業と狐の妨害

第10章 鉄道、あるいは旧道
 1 地域を語る
 2 地域を国を見渡す言葉、「科学といふものゝ知識」

初出一覧
あとがき
人名索引
事項索引

著者プロフィール

野村 典彦  (ノムラ ノリヒコ)  (

1965年、神奈川県生まれ。非常勤講師として「民俗学」「民俗・伝承論」「神話・民話研究」などの授業を担当。2011年度は、千葉大学文学部、フェリス女学院大学文学部、日本大学文理学部、川村学園女子大学文学部に出講。編著に『三郷市史 第9巻 別編民俗編』(第6章担当、三郷市、1991年)、『石川郡のざっと昔――福島県石川郡昔話集』(責任編集、ざっと昔を聴く会、1991年)、『川崎の世間話』(編集担当、川崎市市民ミュージアム、1996年)。

上記内容は本書刊行時のものです。