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町立図書館をつくった!増補版 白根 一夫(編著) - 青弓社
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町立図書館をつくった!増補版 (チョウリツトショカンヲツクッタゾウホバン) 島根県斐川町での実践から (シマネケンヒカワチョウデノジッセンカラ)

社会一般
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発行:青弓社
A5判
320ページ
並製
定価 2,000円+税
ISBN
978-4-7872-0037-2   COPY
ISBN 13
9784787200372   COPY
ISBN 10h
4-7872-0037-2   COPY
ISBN 10
4787200372   COPY
出版者記号
7872   COPY
Cコード
C0000  
0:一般 0:単行本 00:総記
出版社在庫情報
品切れ・重版未定
初版年月日
2008年3月
書店発売日
登録日
2010年2月18日
最終更新日
2014年9月8日
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紹介

開かれた図書館づくりをめざして町民と職員とが協議を重ね、基本計画の策定や設計者の選定、建築工事を住民に公開し、運営も要望を聞いて可能なかぎり取り入れて、図書館のある暮らし/暮らしのなかの図書館をつくった島根県斐川町の実践記録の増補・改訂版。

目次

はじめに

第1章 基本計画の策定
  1 基本計画検討委員会を設置
    「開かれた図書館づくり」をめざして――広報誌でPR
  2 ほかの市・町の図書館を見学
    大きな刺激を受けた県外の図書館見学
    講演会「学校図書館との連携」
  3 中間答申を提出――建設地の選定
  4 最終答申に向けて
    シンポジウム「図書館のあるくらし」
    講演会「子どもたちへのサービス」
    講演会「高齢者サービス」
    乳幼児サービス「ブックスタート」
    児童図書館研究会に参加
  5 最終答申「こんな図書館にしたい」

第2章 設計者の選定から実施設計まで
  1 選定はプロポーザル方式に
  2 選定委員会で検討
    公募と審査
  3 藤原建築アトリエに決定
    公開された評価内容
    「公平・公開」審査から得た熱い思い――熊谷昌彦委員長
  4 設計協議がスタート
    九州の図書館を視察
    「まちづくり懇談会」
    子どもたちの意見を聞く
  5 ほぼ理想的なプロセス

第3章 建築工事を始める
  1 入札と発注、地元説明会
  2 いよいよ着工
    第1回建築現場見学会
    工程会議
    レンガ選定のため訪英
    建築過程をホームページで紹介
    外構工事、植栽工事と各種機器の試験
    第2回建築現場見学会・第3回建築現場見学会
  3 建物ができた! 2003年6月20日に竣工

第4章 開館にいたるまでの道のりと研修
  1 図書室にかかわる
    「ありがとう」の言葉
    貸出手続きの簡素化
    予算について
    スタッフは5人体制に
    別室での図書見計らい作業
  2 2001年度の取り組み
    「ブックスタート」開始
    「ブックトーク」
    6人体制となる
    「学校図書館資源共有型モデル地域事業」の指定を受ける
  3 2002年度の準備状況
    9人体制に――学校図書館へ司書を派遣
    図書のデータ化と装備作業
  4 2003年におこなったこと
    12人体制
    隣の旧平田市立図書館でカウンター業務研修
    図書室閉室と開館準備
    10月1日開館
    開館後の活動状況

第5章 資料収集とマーク・コンピュータシステムの選定
  1 資料収集の実際
    あえて方針を定めない
    リクエスト
    選書のために
    「ひかわブックセンター」
  2 特殊な資料収集
    地域資料・楽譜
    CD・ビデオ・DVD・レコード
    コミック・雑誌
    半年目の見直し
    大活字図書と昔の写真
    マーク
  3 コンピュータシステムの導入
    ICタグの導入
    学校図書館システムとの一体化

第6章 オープンして4年半
    ――いくつかの取り組みと反省、そしてその後の行財政改革のなかでの2年半
  1 前半部分・1年半の実践から
    相談カウンター
    郷土資料収集と新聞クリッピング
    図書館関係資料の収集
    就業支援コーナー
    成人読書会
    古典を楽しむ会
    ヤングアダルトコーナー
  2 利用者のマナー
    「受験生の勉強部屋」にはしない
    利用者からのメールへの答え
  3 インターネットの利用
  4 視聴覚資料について
    目玉はアナログ・レコード
  5 冊数の制限なし、3週間の貸出
  6 ブックポスト(返却ポスト)
    館外にも設置
  7 移動図書館も実現
    移動図書館での貸出
    貸出カードなしでは貸出しない
    ICタグ導入と自動貸出機
    男女別は問わない
    施設の利用は無料
  8 後半部分・2年半の実践から
    食育フェスティバルを図書館で
    予算なしの講演会も
    中止してしまったもの、あるいは縮小したもの
    館外の返却ポストもひとつに縮小
    移動図書館サービスの中止、車の他自治体への移譲
    レコードコンサートも中止
    恒例になった図書館まつりを春1回に
    第91回全国図書館大会(茨城)で日本図書館協会建築賞受賞
    図書館問題研究会全国大会を斐川町で開催
    町長の交代、議会で図書館運営費の削減を求めて質問続出
    海外からもお客様
    新聞・雑誌コーナーでミニ「命のメッセージ展」を開催
    図書購入基金条例を制定

第7章 学校図書館との連携を実践する
  1 「連携」の呼びかけ
    「図書館教育」部会
    「ひかわ・ブックトーク研究会」メンバーの報告
  2 小学校に司書を派遣
  3 司書教諭がいる学校が増えた
  4 学校司書の大きな役割

第8章 高齢者サービスの取り組み
    ――イギリスの図書館に学ぶ
  1 イギリスの高齢者サービスとの出会い
  2 10年前のイギリスの図書館視察
  3 回想法のセミナーに参加
  4 資料収集から「暖炉の部屋」の設置へ
    資料
    「思い出語りの会」
    エリザベスとIFLAソウル大会で再会
    読書をする高齢者を応援する
    思い出語りの会(回想法)のひろがり

第9章 島根の町立図書館から
  1 学校図書館との連携に取り組む
    はじめに
    学校図書館との連携を基本計画のなかに位置付ける
    学校司書を図書館から派遣する
  2 切り抜きや落書きなどのマナー違反対策
    開館2周年を迎える
    「図書館の確固とした姿勢」を見せよう
    CDやビデオ・DVDは中身を点検します
    CDのケースも点検することにしました
  3 図書館の広域利用を考える
    当該自治体に在住していることと、在住していないことに利用面の違いをつくる
  4 高齢者サービスに回想法を取り入れる
    はじめに
    回想法との出会い
    デジタル・アーカイブ「古い写真」
    「思い出語りの会」
  5 図書館法の無料公開の原則は集会施設の利用にも当てはまる
    「斐川町図書館建設基本計画」(平成12年度)では
    集会施設の現状は
    最近の状況を報告
  6 利用しやすいために返しやすい環境を!
    「斐川町図書館建設基本計画」(平成12年度)に盛り込む
    最近の状況を報告
  7 将来を担う子どもたちに図書館利用の楽しさを!
    子どもの読書に力を入れるべき
    赤ちゃんも1町民であり利用者
    おはなし会は職員全員が実践
    ブックトーク実践は斐川町の宝
    日当たりがいい中・高生コーナー
  8 利用されるだけの図書館から……
    うれしかったことと島根ブーム
    2006年度の要覧(業務報告)から
    ユニークな視聴覚資料
    学校図書館とのオンライン・ネットワークが完成
    おわりに

おわりに――私の図書館とのつきあい
    斐川町を去るにあたって

資料 司書たちの取り組み
    斐川町立図書館におけるブックトークの取り組み 澤田みな
    学校図書館支援センターの取り組みについて 澤田みな
    ICタグによる図書館蔵書管理システムの導入とその検証 奥野吉宏
    学校図書館との連携について――斐川町立図書館の場合 野村弥奈

沿革――中央公民館図書室~図書館、読書推進関連も含む

著者プロフィール

白根 一夫  (シラネ カズオ)  (編著

1948年、福岡県甘木市に生まれる。1974年、福岡県立図書館司書になる。1987年、福岡県小郡市立図書館に派遣となり、市立図書館の運営に携わる。1991年、福岡県立図書館へ戻る。県内の図書館への支援協力、ネットワークに携わる。2000年、福岡県立図書館を辞し、島根県斐川町に準備室長として単身赴任する。2003年10月1日、斐川町立図書館が開館し、図書館長になる。住民への資料情報施設提供の徹底した図書館サービスと学校図書館とのネットワークを実践。2008年3月、斐川町を退職。4月、福岡県宮若市図書館準備室(仮称)へ移る。

上記内容は本書刊行時のものです。