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ト・日 書店
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放射能とナショナリズム
発行:彩流社
四六判
縦188mm
横128mm
厚さ13mm
重さ 200g
192ページ
並製
定価
1,800円+税
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2014年2月
- 書店発売日
- 2014年2月18日
- 登録日
- 2013年12月24日
- 最終更新日
- 2015年3月4日
書評掲載情報
2014-03-09 | 読売新聞 |
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紹介
政府や東電、学者に対する強い不信と、マスメディアや論壇の機能不全により、いま日本を〈不信の連鎖〉が覆いつくそうとしている。
「唯一の被爆国」として、核兵器なき平和な世界の実現をナショナル・アイデンティティとして育んできた日本だが、大震災と原発事故後、非論理的でセンセーショナルな〈反原発熱〉にうかされ、デマや差別、暴言がとびかう構造的暴力が出現した。
原発推進派のレッテル貼り、反原発美談、原子力をめぐる「安全神話」から「危険神話」への単純なシフト。だが、実際には、原子力の神話化がより強化されただけではないのか?
イデオロギーで潤色し、極端な二項対立で問題を過剰に政治化する―これは、つねに感情的なテーマであり続けた歴史問題をめぐる言説と通底するのではないか?いま日本を呪縛する「放射能による不信の連鎖」を断ち切るための提案とは。
目次
序章 「御用学者」狩りが始まった(「殺す前に殺す」/「小菅信子というのはエア御用かトンデモか?」)
Ⅰ 被災地を歩く(「がんばれ東北」など、とても言えない/人間性の尊厳とは/平和とは何か/かつての敵国・日本への思い/被災地へ/「再生への視点」/「おだづなよ、津波!」/社会的責任を果たしうる良き〈第三者〉とは
Ⅱ 福島とフクシマのあいだ(「唯一の被爆国の国民」の屈折した心情/「原爆に救われた」者の語り/和解がもたらした分裂/受益者のトラウマ/再び、癒しえない傷と癒しについて)
終章 プロメテウスなどいない
版元から一言
(社)日本図書館協会 選定図書
上記内容は本書刊行時のものです。