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日本古代史問答法 林 順治(著) - 彩流社
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日本古代史問答法 (ニホンコダイシモンドウホウ) 『日本書紀』の虚と実を明らかにする (ニホンショキノキョトジツヲアキラカニスル)

歴史・地理
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発行:彩流社
四六判
縦195mm 横135mm 厚さ17mm
重さ 280g
197ページ
上製
定価 1,800円+税
ISBN
978-4-7791-2290-3   COPY
ISBN 13
9784779122903   COPY
ISBN 10h
4-7791-2290-2   COPY
ISBN 10
4779122902   COPY
出版者記号
7791   COPY
Cコード
C0021  
0:一般 0:単行本 21:日本歴史
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2017年1月
書店発売日
登録日
2016年12月19日
最終更新日
2017年2月27日
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紹介

天皇=「日本」の起源を問う!

長い間、日本古代史の正史とされてきた『日本書紀』の
虚と実が、今、二人の古代史研究者によって明らかにされた。
その在野の研究者の名は石渡信一郎と井原教弼(なおみち)だ。

律令国家の最大の実力者藤原不比等は、アマテラスを祖とし
初代天皇を神武とする万世一系天皇の歴史=『日本書紀』を
つくるために、四世紀後半の加羅系渡来集団(崇神王朝)と
五世紀後半の百済系渡来集団(百済王朝)の史実を隠した。

不比等指導下の『日本書紀』編纂者グループは、
一人の天皇の在位年数(辛未に即位し庚午に死亡)を六○年と
する天皇紀(歴史改作のシステム)をもとに、
欠史八代八人の天皇(架空・分身)を崇神天皇の前に挿入し、
また不在天皇十人(仁徳から武烈まで)を応神と継体天皇の
間に入れて二人が兄弟であることを隠蔽した。

本書では石渡信一郎の命題
「朝鮮渡来集団による日本古代国家の成立」と
井原教弼の説「干支一運六○年の天皇紀」をもとに
日本古代史の主要なる争点を31のテーマ
(邪馬台国論争、高松古墳の被葬者論争等々)に構成し、
ソクラテス的問答法(真理探究方法)によって解明した。

目次

1―邪馬台国はどこにありますか

2―古墳時代に朝鮮半島から大量の移民が渡来した
というのは本当ですか

4―応神天皇がなぜ百済の王子昆こむき支と
同一人物なのですか

6―石いそのかみ上神宮の七支刀銘文の「旨」は
崇神天皇の別名ですか

8―神武や崇神や応神天皇は年齢が百歳を
超えています。どうして古代天皇は長寿なのですか

10―エミシを討伐したヤマトタケルが白鳥になる話に
どんな意味があるのですか

14―アマテラスを祖とする万世一系天皇の思想は
『日本書紀』にどう書かれていますか

18―継体天皇の子安閑・宣化は即位しなかったのは
本当ですか?

22―大王馬子の墓を暴いたのは天智天皇ですか、
それとも天武天皇ですか?

26―なぜ『日本書紀』は分身・虚像・架空の天皇を
多くつくったのですか?

27―天武・持統陵は蝦夷と入鹿の双墓(ならびのはか)
の上につくられたのは?

29―高松塚古墳はだれが、だれのためにつくったのですか?

30―倭国が「日本」と呼ばれるようになったは
いつからですか

31―八幡神はなぜ一度も『日本書紀』に
登場しなかったのですか?

著者プロフィール

林 順治  (ハヤシ ジュンジ)  (

1940年、東京生まれ。古代史研究、文筆業。
著書『沖縄!──ウチナンチュー
はいつから日本人になったのか』、
『エミシはなぜ天皇に差別されたか』、
『日本古代国家の秘密』、
『アマテラスの正体』、『法隆寺の正体』、
『八幡神の正体』、『古代 七つの金石文』、
『馬子の墓』、『義経紀行』、『漱石の時代』、
『ヒロシマ』、『武蔵坊弁慶』(いずれも彩流社)。
『日本人の正体』(三五館)、
『応神=ヤマトタケルは朝鮮人だった』、
『仁徳陵の被葬者は継体天皇だ』
(共に、河出書房新社)。

上記内容は本書刊行時のものです。