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色彩は魂のクリスタル
画家 通天のこと
原書: Color-Crystal of the Soul:Tuten,A Painter of the Soul
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2015年10月
- 書店発売日
- 2015年10月2日
- 登録日
- 2015年7月22日
- 最終更新日
- 2016年1月17日
紹介
画壇を離れ、孤高の道を歩んできた一人の画家のヒューマンドキュメント!
山あいに住み、みずからアトリエを建て、畑を耕し、大地の声を聞き、
パンを焼く...。
清貧に甘んじ、野を友としながら生命の不思議に向き合う画家・通天。
その絵は華麗で、躍動感にあふれ、今ある自分を信じて生きる姿は
万人の共感を呼び、勇気を与えてくれる!
画家と長年親交のある著者が、作品の魅力とともに純真壮烈な生き方に迫る。
カラー32P、作品41点。
●通天(つうてん 本名 櫻井洋美)
1947 年、名瀬市に生まれ、大阪で育つ。
小学5 年生の時、児童画の全国賞を12 回
受賞し、話題を集める。青春時代は絵から離れ、
ボランティア活動で日本全国を回る。
1971 年、関西独立展に初出品。故・池島勘治郎画伯が才能に注目。
以後、画伯に師事。
73 年、東京独立本展で初入選。76 年、独立美術協会会友となる。
同年、関西から千葉市郊外に居を移し、自らアトリエを建て、
荒地を耕し畑をつくりながら創作に没頭。
売る絵は描かず、次第に画壇を離れ、清貧に甘んじ
黙々と自分の絵に向い続けてきた。
海外取材旅行は30 カ国を超え、国内での個展は24 回、NY 個展4 回。
目次
●第1章 そのまた向こうから
・色彩は魂のクリスタル ・破壊と反逆と「らしさ」と
・スピード ・女と観音菩薩 ・本当はこんな世界を生きている
・花狂い ・バラの位とひまわりのクレイジー
・目に映る花と描く花・夏月の陽上がるとき潮の香り
●第2 章 プラズマ、ニューヨーク
・不況に沈む、街底で ・会場に若者あふれ
・ペインティングナイフの太陽と女たち
・TUTEN 印象 by エド ・マコーマック
・なぜ、ニューヨークで個展をするのか?
●第3 章 「0≧ 1」ということ
・無限の窓 ・私もそこにいる ・人の旅
・0≧ 1 ブローチ ・詩うタイトル
●第4 章 出会った頃── 「阿修羅」の地代
・小さな山の傾斜地で ・当時の記事より ・天空にのぼる精神
・噴出と冬眠と・アトリエも自分の手で
●第5 章 ただ好きなように描け
・少年、青春時代 ・自分に何ができるのか
・池島勘治郎画伯との出会い ・「単なる売れっ子作家で終わるな」
・味醂醸造老舗7 代目にして「独立美術協会 審査員」
・持って帰って、もらうと目がくもる
●第6 章 阿修羅から通天へ。そして、ある小説家との出会い
・座禅が縁の結婚 ・阿修羅から通天へ
・人生を変えた出会い ・名も知らぬ画家の絵を ・小豆島、そして千葉へ
・根っこだらけの新天地 ・誇り高き少年 ・発表の場
●第7 章 原始の鶏になりて
・その始まりは、絵を描くために ・エスカレート
・卵を見つめて ・黄金のレシピ ・おいコーヒー
・鬱と爽の間で ・パートナー ・鬱のテディベア
・精神の資産家の1人として
●第8 章 大自然のサイクルをこの畑に
・アマゾン地帯のような土 ・堆肥づくり ・ふかふかの土に
・甘みの記憶 ・バナナまで ・怒りと悲しみ
・労を惜しんではいけない ・忘れてはいけない
・人類はまた歩けばよい ・木のおかげ、草のおかげ ・芋の歌、緑の歌
●第9 章 ピアニッシモと無邉
・印象の彫刻 ・白の尊厳 ・「face to face」と「緑の女」 ・街の夢、人の夢
・人をあたためる街 ・現代文明の危機 ・お願いだから描き直してくれ
・毛筆と唐墨 ・黒のニュアンス ・未知の遊び ・無邉 ・輝く命
上記内容は本書刊行時のものです。