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性と検閲
日本とフランスの映画検閲と女性監督の性表現
発行:彩流社
四六判
縦188mm
横128mm
厚さ12mm
重さ 190g
183ページ
並製
定価
2,000円+税
- 出版社在庫情報
- 品切れ・重版未定
- 初版年月日
- 2015年8月
- 書店発売日
- 2015年8月3日
- 登録日
- 2015年6月11日
- 最終更新日
- 2024年1月30日
紹介
性表現を考えるとき、忘れられない映画がある。
ヴィルジニー・デパントとコラリー・トリン・ティという女性監督による
『ベーゼ・モア』だ。
この映画が話題になった理由は過激な性描写と暴力表現。
上映途中で退出する観客が多数出た。ネガティブな印象にも
かかわらず、この作品のことがこころに引っかかった。
昔からの疑問と『ベーゼ・モア』がつながった。共通するのは「性描写」。
「見せるべきでない/見るべきでない」ものとされたから
隠されたわけである。それはなぜか。
検閲の歴史において問題とされてきたのは「性」表現。
映画の検閲はどのような歴史をたどってきたのか。
「性」はなぜタブーとされるのか。
問題作はなぜ問題作とされたのか。
著者が最も興味を持った作品が日・仏の作品だった。
本書は日本とフランスの映画における「検閲」を取り上げ、徹底検証する。
目次
[第一部]
日本の映画検閲制度の始まりとその後の変遷
(検閲の始まり: 上映禁止から検閲へ)
[第二部]
フランス映画の検閲の変遷
[第三部]
女性監督の描く「性」
(第1章)
ヴィルジニー・デパントとコラリー・トリン・ティ
(第2章)
カトリーヌ・ブレイヤ
(第3章)
浜野佐知
版元から一言
(社)日本図書館協会 選定図書
上記内容は本書刊行時のものです。