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性と検閲 園山 水郷(著) - 彩流社
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性と検閲 (セイトケンエツ) 日本とフランスの映画検閲と女性監督の性表現 (ニホントフランスノエイガケンエツトジョセイカントクノセイヒョウゲン)

芸術
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発行:彩流社
四六判
縦188mm 横128mm 厚さ12mm
重さ 190g
183ページ
並製
定価 2,000円+税
ISBN
978-4-7791-2158-6   COPY
ISBN 13
9784779121586   COPY
ISBN 10h
4-7791-2158-2   COPY
ISBN 10
4779121582   COPY
出版者記号
7791   COPY
Cコード
C0074  
0:一般 0:単行本 74:演劇・映画
出版社在庫情報
品切れ・重版未定
初版年月日
2015年8月
書店発売日
登録日
2015年6月11日
最終更新日
2024年1月30日
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紹介

性表現を考えるとき、忘れられない映画がある。
ヴィルジニー・デパントとコラリー・トリン・ティという女性監督による
『ベーゼ・モア』だ。

この映画が話題になった理由は過激な性描写と暴力表現。
上映途中で退出する観客が多数出た。ネガティブな印象にも
かかわらず、この作品のことがこころに引っかかった。
昔からの疑問と『ベーゼ・モア』がつながった。共通するのは「性描写」。
「見せるべきでない/見るべきでない」ものとされたから
隠されたわけである。それはなぜか。

検閲の歴史において問題とされてきたのは「性」表現。
映画の検閲はどのような歴史をたどってきたのか。
「性」はなぜタブーとされるのか。
問題作はなぜ問題作とされたのか。

著者が最も興味を持った作品が日・仏の作品だった。
本書は日本とフランスの映画における「検閲」を取り上げ、徹底検証する。

目次

[第一部]
日本の映画検閲制度の始まりとその後の変遷
(検閲の始まり: 上映禁止から検閲へ)
[第二部]
フランス映画の検閲の変遷
[第三部]
女性監督の描く「性」
(第1章)
ヴィルジニー・デパントとコラリー・トリン・ティ
(第2章)
カトリーヌ・ブレイヤ
(第3章)
浜野佐知

版元から一言

(社)日本図書館協会 選定図書

著者プロフィール

園山 水郷  (ソノヤマ ミサト)  (

(そのやま・みさと)
映画研究者、映像作家。津田塾大学学芸学部英文学科卒業。
イメージフォーラム付属映像研究所20期生。
パリ第1大学修士課程修了。
映画好きの父親の影響で映画に興味を持つ。
高校生の時は映画字幕翻訳の仕事に憧れていたものの
語学力の問題で断念したが、
前衛芸術レトリスムのアーティスト、
モーリス・ルメートルの『映画はもう始まったか?』、
『日仏版 神への道』DVD版字幕翻訳を担当。
イメージフォーラムでは実験映像という新しい世界に出会い、
映像制作の面白さと難しさ、奥深さを知る。
フランスの大学では、それまでただ好きで観ていた映画が
研究対象になり、自分自身と向き合うところから始め
『女性』と『性』というテーマを発見した。
主な研究テーマは性を描く映画、女性監督による映画、
また映画のなかで描かれる女性について、
検閲問題 前衛・実験映画など。
著書に
『シネマ・ミリタンと女性映像作家』
( パド・ウイメンズ・オフィス社)がある。

上記内容は本書刊行時のものです。