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はるかなる「かくめい」
獄中からの手紙 1973-79
- 出版社在庫情報
- 在庫僅少
- 初版年月日
- 2015年6月
- 書店発売日
- 2015年6月22日
- 登録日
- 2015年4月11日
- 最終更新日
- 2021年1月8日
紹介
「長い時をかけた戦死…。」
沖縄返還をめぐる自衛隊の進出に反対し、基地に爆弾を仕掛けた容疑で逮捕、東京拘置所に勾留されている間に親しい友人に送った書簡集。
「岩崎は獄中で何百冊も本を読み、更に森君にカミュ、ラクロ、プルースト、ヘミングウェイ、ドストエフスキーから、堀辰雄、武田泰淳、田宮虎彦、安部公房、埴谷雄高まで目配り広く差入れを求める。まるで高校時代に読み忘れた忘れ物を、遅れて回収しているようなのだ。…」 (神津 陽)
(社)日本図書館協会 選定図書
目次
序にかえて 杉浦英夫
友への手紙 I(1973年8月22日 ―1977年5月)
──── 「いまの僕は10年遅れの「文学青年」になっているのです。」
友への手紙 II(1977年5月18日 ―12月27日)
──── 「角栄は ヨッシャヨッシャで 五億円」
友への手紙 III(1978年1月6日 ―7月24日)
──── 「裁判官の方も僕の方もそれぞれ多少サドとマゾの気が……」
友への手紙 IV(1978年 盛夏 ―1979年4月12日)
──── 「アマチュアとして、労働者革命家としてやっていきたい……」
「戦(いくさ)に果てなば 山に埋めてや……」 森 勇二郎
師について ── 雪山慶正先生 森 勇二郎
別れの言葉 ──────────────────
無口な男の寂しさに満ちた死 神津 陽
専修大学学生運動小史 荘 茂登彦
岩崎司郎はこうして甦る 佐藤 秋雄
今さら急がず、もう少しつき合っても…… 佐藤 晃
救援活動で苦労をさせられた日々 田中 正弘
一番多難な時期に運命を共にした 倉田 豊寛
ベトナム戦争反対と真夜中走り回った頃 坂本 俊
僕らのリーダー 新井 敏
二人で一日に八本の映画を観たことも 標 逸夫
「長い時をかけた戦死」 山中 漠
いつも本屋で立ち読みする男 堀部 政明
出獄後の再会 白井 健次
『土田・日石・ピース缶事件』元被告から 榎下 一雄
ホーチミンへ来てほしかった 堀 秀夫
東拘ペンパルから冤罪裁判支援の同志に 雪野 建作
「子ども向けハングル講座」 丹藤 登志子
ハングルの会と“ガンちゃん侠気” 川前 泰海
元祖おせっかいおじさん 赤石 千衣子
異議申し立てを貫いた生涯 向井 光也
私は建設職人じゃない…… 宮本 一
バブル経済の崩壊直後の困難な中での活動 奈良 統一
行政書士がなんで土建役員に? 塩崎 幸
東京土建中野支部上鷺宮分会 勝亦 裕一
勝亦 とも子
役員一同
四国・丸亀藩の末裔 高桑 勲
おぼろげな中の鮮やかな光景 森 佳子
好きなことをやって生きてきた父 岩崎 耕治
岩崎司郎 年表 ───────────────────
あとがきにかえて 岩崎 多恵子
版元から一言
(社)日本図書館協会 選定図書
上記内容は本書刊行時のものです。