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英米文学にみる仮想と現実
シェイクスピアからソロー、フォークナーまで
- 出版社在庫情報
- 在庫僅少
- 初版年月日
- 2014年10月
- 書店発売日
- 2014年10月8日
- 登録日
- 2014年9月8日
- 最終更新日
- 2020年8月6日
紹介
本書の白眉というべきは日本人のシェイクスピア学者ではとうてい思いもつかないテーマの「誰が『シェイクスピア』を書いたのか」!
そのほか、ソローの色彩論をはじめ、小説、戯曲、随筆、中世英雄詩、中世以来の大道芸能、詩と音楽、小説と映画、絵画と小説、作家と政治活動と多岐にわたる英米文学の世界を展開(川成洋)
目次
Ⅰ イギリス文学編
第1章 誰が「シェイクスピア」を書いたのか
チャールズ・モウズリー
第2章 シアター座のこと ――シェイクスピアの初演劇場
伊澤 東一
第3章 「アーサー王物語と祝祭」 ――祝祭日の異同の考察
竹中 肇子
第4章 〝パンチ〟とは何か ――「パンチとジュディの人形劇」
須田 篤也
第5章 異人種間の恋愛はどこまで可能なのか
――コンラッドの『島の流れ者』試論 吉岡 栄一
第6章 スペイン内戦とイギリス人作家
――ラルフ・ベイツの戦い 川成 洋
第7章 1960 年代イギリス詩における音楽的展開
――エイドリアン・ヘンリと「リバプール・シーン」
木村 聡雄
Ⅱ アメリカ文学編
第1章 春はまだ早し
――H・D・ソローの倫理観
井上 博嗣
第2章 さざ波の美、その幾何学的規則正しさ
――ソローの美学
奥田 穣一
第3章 パラドキシカルナな逃避
――フォークナー『エルサレムよ、汝を忘れたならば』考察
本間 章郎
第4章 フランクのブルース
――トニー・モリスンの『ホーム』にみる黒人共同体
磯部 芳恵
第5章 シーグラム壁画事件の劇
――ある芸術家の反逆 『赤』を中心に
古山みゆき
第6 章 映画『ブラック・スワン』 ――多重構造のサイコ・スリラー 清水 純子
上記内容は本書刊行時のものです。