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脳病院をめぐる人びと
帝都・東京の精神病理を探索する
発行:彩流社
四六判
縦188mm
横128mm
厚さ20mm
重さ 320g
339ページ
並製
定価
2,500円+税
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2013年10月
- 書店発売日
- 2013年10月2日
- 登録日
- 2013年6月26日
- 最終更新日
- 2014年12月19日
書評掲載情報
2013-12-22 |
朝日新聞
評者: 荒俣宏(作家) |
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紹介
戦前の東京地図に散見し、しかし現在はその場所から消失した「脳病院」とは何か!?
脳病院は戦前の文学史にたびたび登場する。芥川は青山腦病院の斎藤茂吉に診察を乞い、梅毒による進行麻痺となった宇野(浩二)は王子脳病院に、アルコール精神病となった辻(潤)は新宿脳病院に入院。高村智恵子はゼームス坂病院で生涯を終え、太宰や中原(中也)も一時期入院。芥川自死の昭和2年から智恵子が没した14年に至る期間に連鎖した「狂気」には共通の要因が存在するのか。明治から昭和に至る東京の精神病治療施設の変遷を、近代医療史の資料を参照し、病院の建築様式や平面図、また明治・大正・昭和の地図に刻印された脳病院とその周辺の変貌について地政学的に細部を明らかにする。彼らの脳病院体験を通して、どのような「時代風景」が見えてくるのか。
目次
【第1部】
第1章・初期癲狂院
第2章・正系としての呉秀三
第3章・脳病院登場
第4章・郊外へ
【第2部】
第1章・芥川龍之介
第2章・辻潤
第3章・光太郎と智恵子
第4章・太宰治
第5章・中原中也
上記内容は本書刊行時のものです。