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フィリピンの独立と日本
リカルテ将軍とラウレル大統領
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2014年11月
- 書店発売日
- 2014年11月19日
- 登録日
- 2014年9月8日
- 最終更新日
- 2015年2月26日
書評掲載情報
2014-12-21 |
産經新聞
評者: 寺田勇文(上智大学総合グローバル学部長) |
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紹介
傀儡か、愛国者か?
悲願の独立に深く関わった二人の信念と野望とは
何世紀にもわたるスペインによる植民政策の重圧、
新たに台頭したアメリカの残虐行為と戦争。
日露戦争に勝利しアジアの希望であるかに見えた日本の思惑…。
同じ「協力」という軸に立ちながら、最後はその両極に位置した
二人の独立指導者の歴史的評価とは。
逮捕、投獄、裁判、亡命、裏切り――先人たちの処刑や多くの犠牲者を
背景に戦われたフィリピンの独立から日本を見つめる。
目次
第1章 リカルテの育ったスペイン統治下のフィリピン
第2章 リカルテと反スペイン革命
第3章 リカルテと比米戦争
第4章 香港のリカルテ
第5章 リカルテの日本亡命
第6章 アメリカ統治期とラウレルの生い立ち
第7章 日本軍のフィリピン占領
第8章 共和国の誕生
第9章 逃避行、死、逮捕、そして裁判
第10章 ラウレルの戦後活動
版元から一言
【15歳からの「伝記で知るアジアの近現代史」シリーズ】
欧米中心の偉人伝とは一線を画す、アジアの伝記シリーズ。
アジア各国の歴史でヒーローとして扱われる抗日派だけではなく、
「親日」とみなされてきた人々も積極的に取り上げる。
日本にあこがれ、日本を目指したがために、「現実の日本」と直接向き合い、
格闘せざるを得なかった彼らの目線をとおして、
大人も知らなかった日本の近現代を逆照射する。
日本とアジア、そして世界の歴史が変化していく中で、
彼らはどのように翻弄され、どのような迷いや悩みを抱いたのか――
目的をとげ成功をおさめた偉人ばかりでなく、挫折し、失意のうちに
生涯を終えた人びとの生き様を中高生に伝える。
<<読者対象は15歳以上、大人まで>>
*好評既刊!
①日本をめざしたベトナムの英雄と皇子:ファン・ボイ・チャウとクオン・デ
(白石昌也 著、彩流社、2012)
②ビルマ独立への道 バモオ博士とアウンサン将軍
(根本敬 著、彩流社、2012)
(社)日本図書館協会 選定図書
上記内容は本書刊行時のものです。