現代日本の病理に迫る無差別殺人と妄想性パーソナリティ障害
矢幡 洋:著
発行:彩流社 この版元の本一覧
四六判 228ページ 並製
定価:1,600円+税 総額を計算する
ISBN978-4-7791-1374-1 C0011
在庫あり
奥付の初版発行年月:2008年09月
書店発売日:2008年09月26日
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紹介

なぜ通り魔は跡を絶たないのか? 怨念が殺意に転ずる心理を捉える精神医学はその原因に触れることは可能なのか…本書は、「妄想性パーソナリティ障害」ついて具体的な事例をもとに初めてわが国に紹介しようとする試みである。

目次

第一部 無差別殺傷事件 ―― 秋葉原・土浦・佐世保
第一章 秋葉原通り魔事件
第二章 土浦通り魔事件
第三章 佐世保銃乱射事件
第二部 妄想性パーソナリティ障害を多面的に解明する
妄想性パーソナリティ障害の診断基準
妄想性パーソナリティ障害と犯罪――その関連を指摘する声は多くない
八つの角度から妄想性パーソナリティ障害を解剖する
外から観察することが可能な行動面での特徴――防衛的
出来事をどのように認識するパターンを持っているか――挑発的
自分自身をどのような自己イメージで見るか――神聖
対象の表象――偏向
機制するメカニズム――投影/ファンタジー
心的堅固さ・バランスはどのように維持されているか――融通性がない
生理学的レベルの基調的な感情――短気
第三部 五つのサブタイプ
1 狂信的タイプ
2 悪意のあるサブタイプ
3 頑固なサブタイプ
4 不平がましいパラノイド
5 閉じ籠もりサブタイプ0
第四部 妄想性パーソナリティ障害は治るのか ―― 各流派の治療論
1 「猜疑心の強い人」から妄想性パーソナリティ障害へ
2 軽症例
3 中程度の重症度の妄想性パーソナリティ障害
4 重症の妄想性パーソナリティ障害
おわりに ―― 加藤容疑者とは、私たちの時代を映す鏡である

著者プロフィール

矢幡 洋(ヤハタ ヨウ)

1958年東京生まれ。京都大学文学部心理学科卒業。精神病院の相談室長などを経て、現在、西武文理大学講師、桜美林大学アカデミー講師。臨床心理士。テレビ・新聞などでのコメントの機会も多い。著書『依存性パーソナリティ障害入門』(日本評論社、2004年)、『平気で他人の心を踏みにじる人々-反社会性人格障害とは何か』(春秋社、2006年)、『困った上司、はた迷惑な部下』(PHP新書、2007年)、『パーソナリティ障害』(講談社選書メチエ、2008年)など多数。

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