書店員向け情報 HELP
出版者情報
在庫ステータス
取引情報
ドクター・スースの素顔
世界で愛されるアメリカの絵本作家
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2007年8月
- 書店発売日
- 2007年8月23日
- 登録日
- 2010年2月18日
- 最終更新日
- 2018年12月10日
紹介
「絵本を愛する人、アメリカ文学・文化に関心をもつ人にとって、途方もなく大きな存在――」(亀井俊介 解説)
《現代のマザー・グース》と呼ばれ、世界で読み継がれるアメリカの児童書・絵本作家ドクター・スースの心温まる楽しい伝記。20世紀のアメリカ人に大きく影響を及ぼしたスースの生涯には著名人も数多く登場し、アメリカ社会・文化史となっている。
■(社)日本図書館協会 選定図書
【スースの人生に登場する著名人たち(一部)】
*映画監督……フランク・キャプラ
*俳優・声優……ハンス・コンリード/メルセデス・マッケンブリッジ/ボリス・カーロフ
*絵本作家・イラストレーター……モーリス・センダック/P・D・イーストマン
*アニメーター……チャック・ジョーンズ/フリッツ・フレラング
*作家……セオドア・ドライサー/ウラジミール・ナボコフ/ノーマン・マクリーン
ウィリアム・フォークナー/アーネスト・ヘミングウェイ
レイモンド・チャンドラー/ジョン・チーヴァー
*工業デザイナー……ヘンリー・ドレイファス/ノーマン・ベル・ゲデス
*アート・バックウォルド(コラムニスト)
*メレディス・ウィルソン(作曲家・劇作家)
*アメリカ大統領……セオドア・ローズヴェルト/ハーディング/クーリッジ/フーヴァー
フランクリン・デラノ・ローズヴェルト/トルーマン/アイゼンハワー
ジョンソン/ニクソン/レーガン
*ジミー・ウォーカー(NY市長)
*エマ・ゴールドマン
*チャールズ・リンドバーグ
*科学者……ハロルド・ユーリー(ノーベル化学賞受賞者)
ハーバート・ヨーク(核物理学者)
*出版者……ベネット・サーフ(ランダム・ハウス)
フィリス・サーフ(ビギナー・ブックス)
ウィリアム・コリンズ(コリンズ)
ジェームズ・ヘンリ(ヴァンガードプレス)
目次
プロローグ
第1章 スプリングフィールド 1900~1915年
第2章 スプリングフィールド 1915~1921年
第3章 ダートマス 1921~1925年
第4章 オックスフォード 1925~1926年
第5章 ヘレン・パーマー・ガイゼル 1927~1928年
第6章 ニューヨーク 1928~1935年
第7章 『マルベリー通り』 1936~1938年
第8章 『ぞうのホートンたまごをかえす』 1938~1940年
第9章 第二次世界大戦 1941~1946年
第10章 ハリウッド 1946~1950年
第11章 『ドクター・Tの5000本の指』 1951~1953年
第12章 ラ・ホーヤ 1953~1955年
第13章 『キャット・イン・ザ・ハット』 1955~1960年
第14章 『グリーン・エッグハム』 1960~1963年
第15章 『靴下をはいたキツネ』 1964~1967年
第16章 『ロラックス』 1967~1971年
第17章 オードリー・ストーン・ガイゼル 1971~1974年
第18章 『目をつぶっても読めるよ!』 1975~1980年
第19章 『バター戦争物語』 1981~1984年
第20章 『年をとっても時間は大事!』 1985~1986年
第21章 『きみの行く道』 1987~1991年
エピローグ
ドクター・スースは面白い(亀井俊介)
訳者あとがき
ドクター・スース作品一覧
索引
訳者紹介/ドクター・スース紹介
版元から一言
【ドクター・スース(1904-91年)はこんな人】
★本名セオドア・スース・ガイゼル。
★映画の原作者
◉『グリンチ』【18年11月米国公開、18年12月日本公開の3DCG・アニメーション。ベネディクト・カンバーバッチが声の主演】
◉『グリンチ』【00年11月米国公開、01年3月日本公開の実写映画。ジム・キャリー主演】……第73回アカデミーメイクアップ賞受賞!
◉『ホートン ふしぎな世界のダレダーレ』〔邦訳名『ぞうのホートンひとだすけ』〕【08年春米国公開、夏日本公開のCGアニメ。ジム・キャリーが声の主演】……08年春、全米公開初登場1位!
◉『ロラックスおじさんの秘密の種』【12年春米国公開、秋日本公開のアトラクション3Dアニメーション。ダニー・デヴィート(志村けん吹き替え)が声の主演】……12年春、全米公開2週連続1位!
★20世紀のアメリカ人の生活に大きく影響を及ぼしたとされる絵本作家。アメリカでは知らない人はいないと言われ、『アイ・アム・サム』ほか映画にもよく登場する。
★ユニークなイラストと韻文の心地よい音とリズム、奇想天外な展開の物語が特徴。欧米の子どもたちは彼の絵本で育ち、日本では英語教育として読まれることも多い。
★1980年にローラ・インガルス・ワイルダー賞、1984年にピュリッツァー賞を受賞。映像分野でも彼の参加した作品が3つのアカデミー賞を受賞している。
★91年に亡くなった際には『ニューヨークタイムズ』に《現代のマザー・グース死す》と報じられ、2018年『フォーブス』による《故人長者番付》ではマイケル・ジャクソン、エルヴィス・プレスリー、アーノルド・パーマー、チャールズ・シュルツ、ボブ・マーリーに続き、第6位にランクインしている。
【ドクター・スースの主な邦訳作品】
『ふしぎな500のぼうし』(渡辺茂男訳、偕成社、1981)、『王さまの竹うま』(渡辺茂男訳、偕成社、1983)、『ぞうのホートンたまごをかえす』(白木茂訳、偕成社、1983)、『おひとよしのオオシカ』(渡辺茂男訳、偕成社、1985)、『ぞうのホートンひとだすけ』((渡辺茂男訳、偕成社、1985)、『グリンチ』(井辻朱美訳、アーティストハウス、2000)、『キャットインザハット』(伊藤比呂美訳、河出書房新社、2001)、『きみの行く道』(伊藤比呂美訳、河出書房新社、1999)、『いろいろいろんな日』(ドクター・スース文、スティーブ・ジョンソン、ルー・ファンチャー絵、石井睦美訳、BL出版、1998)、『とてもすてきなわたしの学校』(ドクター・スース、J・プレラツキー文、レイン・スミス、ドクター・スース絵、神宮輝夫訳、童話館出版、1999)など。
上記内容は本書刊行時のものです。