発行:凱風社
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四六判 216ページ 並製
定価:1,600円+税 総額を計算する
ISBN978-4-7736-2511-0(4-7736-2511-2) C0026
在庫あり
奥付の初版発行年月:2001年05月
書店発売日:2001年05月31日
※版元より営業日2~5日でお届けします
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紹介
『マレー鉄道で朝食を〈Ⅰ〉』から6年後、旅人はマレー鉄道の東線・西線を乗り継いで、半島マレーシアを一周する旅に出掛ける。前回はじっくりと味わえなかったマレーシア。旅人も少しましな宿に泊まれるくらいリッチになったし、マレーシアも鉄道運営にコンピュータが導入されるなど、一層近代化されたが、旅人の歴史や風土に対する眼差しと好奇心は変わらない。「こんな旅ができたら最高!」と思わせる、一挙読破の紀行エッセイ。
目次
●ビーチホテルの一室で プロローグ
◆シンガポールからの旅立ち〔シンガポール〜バトゥ・パハ〕
◆新旧日本人クラブ〔バトゥ・パハ〕
◆ムルデカ!〔マラッカ〕
◆無秩序という秩序〔クアラルンプール〕
◆幻のモスク〔シャー・アラム〕
◆地面のない島〔クタム島〕
◆マレー鉄道で朝食を〔マレー鉄道〕
◆お茶とドリアンの高原〔キャメロン・ハイランド〕
◆錫の町〔イポー〕
◆地の猥雑と頂の園〔ペナン島〕
◆タイへ向かう鉄道の旅〔ペナン島〜ハジャイ〕
◆三等列車で再びマレーシアへ〔ハジャイ〜クアラベスット〕
◆静かな島の団体旅行者〔プルフンティアン島〕
◆1941年の足跡〔コタバル〕
◆夜のジャングルウォーク〔タマン・ヌガラ〕
◆ジャングル・トレイン〔ジェラントゥット〜グマス〕
◆海峡のこっちと向こう〔ジョホール・バル〕
●二〇〇一年三月・東京で エピローグ
前書きなど
久しぶりに、本当に久しぶりにマレー鉄道に乗って、マレーシアを旅してみようと思った。一九九一年、僕の処女作である『マレー鉄道で朝食を』という本を書き上げて以来の旅になる(本書を発行するにあたり『マレー鉄道で朝食をⅠ 国境のこっちと向こう』と改題し、内容を改訂した)。
当時たどった道程を再訪したい、といったセンチメンタルな旅ではない。前回の本ではシンガポール、マレーシア、タイという当時陸路で国境越えができる東南アジア唯一の地域を取り上げた。しかし、ことマレーシアに関する限り、じっくり腰を据えて旅をしたという満足感がなかった。そんなマレーシアも旅する機会はこれから何度でもあると思っていた。その後六年、シンガポールへは毎年訪れているし、タイへも何度か出かけた。しかしマレーシアへは、シンガポールから日帰りや一泊二日の小旅行しかしていなかった。
行けると思っていても行けない場所、それがマレーシアだった。しかしそうであればあるほど旅へのモチベーションは高くなる。マレーシアを旅する時間をつくろう、そして、以前、慌ただしく通り抜けた町や村はもちろんのこと、気になっているが足を向けることのなかった場所へも出かけてみようと思った。もちろん、少しばかり年齢を重ねた今、自分がそこで何を見ることができるのか興味が湧いてきたことも旅立つきっかけのひとつとなった。そのこと自体、やはりセンチメンタルなのかもしれないのだが……。
あのころから変わらぬ持ち物は、愛機EOS620というキヤノンのカメラと二八〜七〇ミリのキヤノンのEFレンズ、そして貴重品袋くらいだろうか。縦長のパスポートは国際標準の小さなものに変わったし、バックパックも三ウェイ式のものに変わった。昔は持ち歩かなかったノートパソコンまで抱えた、もうバックパッカーと呼べないような少々荷物の多い旅人である。
(後略)→凱風社ホームページに全文があります。
版元から一言
旅とは、変わったものと変わらないものを確認する作業ではないでしょうか。人々との対話を通して自分自身を振りかえり、もう一人の自分を発見する旅です。
著者プロフィール
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