なぜ、部落を避けるのか見なされる差別
奥田 均
発行:解放出版社
この版元の本一覧
A5判 102ページ 並製
定価:1,300円+税 総額を計算する
ISBN978-4-7592-1026-2 C0036

奥付の初版発行年月:2007年11月
書店発売日:2007年11月12日
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紹介

「部落出身者と見なされたくない」から部落問題を避けるという差別の現実。日常生活や意識調査、土地差別などの具体例から、属地差別への変遷や「部落出身者」とは誰かの規程、「忌避意識」の構造を考え、新しい社会動向を探る。

目次

まえがき
Ⅰ なぜ、「部落出身者差別」でないのか                     
  1「部落差別」という表現への疑問
  2 部落出身者の登場しない部落差別の現実
  3「当たり前」」をもう一度考える  
Ⅱ データで考える「部落出身者とは誰か」
  1 大阪府民の判断基準
  2 同和地区住民の判断基準
  3 自己認知と被差別体験
  4 部落出身者とは誰か
Ⅲ 属人的差別から属地的差別へ             
  1 土地とのかかわりに傾斜する差別意識の発露の手がかり
  2 属地的差別を支えた戸籍制度
  3 部落の生活実態と近代日本の価値観
Ⅳ 忌避する論理と土地差別               
  1 忌避という戦略
  2 部落の土地にかかわる差別
Ⅴ 基準の拡大と忌避する主体の形成           
  1 生き残っている封建的賤視観
  2 拡大する「見なし」の目印
  3 忌避する主体の形成  
Ⅵ 開き直った忌避意識論                
  1 忌避意識と偏見
  2 忌避意識と幸福追求権
  3 「見なされない」から「違うと見なされる」へ
Ⅶ なぜ部落問題だけが人権問題と表現されていくのか   
  1 部落問題が人権問題と表現されていく不思議
  2 積極的事情と消極的事情
  3 「同対審」答申や「同和対策事業法」の果たした役割
  4 新たな認識枠組みの形成へ
Ⅷ 忌避意識論の検証
  1 検証の論点
  2 部落出身者規定と忌避意識の現実
  3 差別の現実認識と忌避意識
  4 社会動向認識と忌避意識
Ⅸ 忌避意識解体への模索                
  1 忌避意識への対抗
  2 差別撤廃への「社会的躾け」の形成
  3 部落内外の協働の推進
あとがき

版元から一言

なぜ、部落出身者差別でなく、部落差別と呼ばれるのか?
なぜ、部落問題だけ、人権問題と表現されるのか?

著者プロフィール

奥田 均(オクダ ヒトシ)

現在、近畿大学人権問題研究所教授。(社)部落解放・人権研究所理事、大阪市社会福祉協議会理事など。著書に『人権のステージ─夢とロマンの部落解放』『土地差別問題の研究』『土地差別─部落問題を考える』『結婚差別─データで読む現実と課題』など多数。

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