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中世における女性の視覚化 マデリン・H・キャヴィネス(著) - ありな書房
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中世における女性の視覚化 (チュウセイニオケルジョセイノシカクカ) 視ること、スペクタクル、そして視覚の構造 (ミルコト、スペクタクル、ソシテシカクノコウゾウ)
原書: VISUALIZING WOMEN IN THE MIDDLE AGES : Sight, Spectacle, and Scopic Economy

芸術
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発行:ありな書房
A5判
360ページ
上製
定価 5,000円+税
ISBN
978-4-7566-0803-1   COPY
ISBN 13
9784756608031   COPY
ISBN 10h
4-7566-0803-5   COPY
ISBN 10
4756608035   COPY
出版者記号
7566   COPY
Cコード
C0071  
0:一般 0:単行本 71:絵画・彫刻
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2008年11月
書店発売日
登録日
2010年2月18日
最終更新日
2015年8月22日
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紹介

理論的パースペクティヴと歴史的パースペクティヴを交差させ、フロイト理論を家父長的支配構造として乗り超え、ラカンの〈鏡像段階〉理論で肉体の断片化を、クリステヴァの〈アブジェクト〉理論で肉体の非肉体化を、表象に女性の主体的行為性をとりもどすべく、フェミニズム的視座から中世美術を読み解く!

目次

プレリュード マリアについての問題――遊離する母性
序 章 「男性の眼差し」と視覚の構造
第1章 良い娘は見ない――ロトの妻と娘たち
第2章 サド‐エロティックなスペクタクル、乳房羨望、そして殉教者たちの肉体
第3章 壊れた鏡――断片、聖遺物、奇形
原 註
参考文献
解 説 視覚と女性の表象について 田中久美子
人名索引

前書きなど

美術史におけるフェミニスト的視座は、つねに「眼差し」を問題にしてきた。「眼差し」は男性の属性とされ、女性はもっぱら眼差しを受ける側にいる。また、「眼差し」は家父長制における文化的コードとしてとらえられ、その結果、眼差しを受ける女性は、権力の構造においていつも支配される存在であった。本書で展開されるフェミニスト美術史は、こうした文化的コードとしての眼差しを確認したうえで、イメージを解読しようとする試みである。見る行為と権力構造との関係を視覚の構造(scopic economy)と位置づけ、さまざまな「見る行為」を核にして中世の視覚芸術の多様性を解読しようとする。

著者プロフィール

マデリン・H・キャヴィネス  (マデリン・H・キャヴィネス)  (

中世から現代までの西欧美術史を扱い、アメリカ美術史学会をリードする才媛

田中久美子  (タナカクミコ)  (

中世写本美術史の第一人者

上記内容は本書刊行時のものです。