小川 洋
発行:亜紀書房
この版元の本一覧
四六判 240ページ 上製
定価:2,200円+税 総額を計算する
ISBN978-4-7505-9903-8(4-7505-9903-4) C0037
在庫あり
奥付の初版発行年月:2000年04月
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紹介

週刊誌の『一流大学合格者ランキング』上位に公立高校の名前が見かけられなくなって久しい。その理由はいったい何なのか? 教育の荒廃、公立高校の凋落、さらには偏差値追放、いま教育が抱えるあらゆる問題の根は、戦後復興から高度成長期にかけて3大都市圏に2500万人が流れ込んだ“人口大移動”にあった。
鮮やかな切り口で高校教育迷走の正体を探る。

目次

序章 公立高校の凋落
第1章 “二つの階層”の出現
 1 若年人口の移動
 2 都市出身者
 3 郊外都市
 4 共通性と差異
第2章 学校の“荒れ”と大学進学率の停滞
 1 校内暴力の激発
 2 大学進学率はなぜとまったのか
第3章 公立高校、急増設の波紋
 1 遅れてきた都市問題
 2 普通高校の新設がもたらしたもの
 3 公私逆転の動き
第4章 公私逆転の真相
 1 80年代の進学事情
 2 私大受験向け学習の成立
 3 埼玉県の高校教育事情
第5章 的はずれの業者テスト廃止問題
 1 繰り返された業者テスト批判
 2 文部省の登場
 3 偏差値追放元年
第6章 突き進む市場主義的改革
 1 臨教審以降
 2 「新しいタイプの高校」構想と総合学科
 3 進学対策としての単位制高校
 4 中高一貫教育をめぐる議論
 5 学校教育の公共性
終章 「高校入試全廃」の提言 

版元から一言

発売以来、話題沸騰! 「読売新聞」書評で「日本の教育を考える人にとって必読の書」(猪木武徳大阪大学教授)と賞賛される。また、佐藤学東京大学教授も「高校の『公私逆転』は、なぜ起こったのか。都市〈郊外〉を舞台とする二つの階層の形成と再生産のプロセスを追い、高校教育の混迷の構造を解き明かす。迷走する教育改革をただす最も説得的な理論がここにある」と絶賛。

著者プロフィール

小川 洋(オガワ ヨウ)

1948年東京生まれ。72年、早稲田大学第一文学部卒業。同年より埼玉県立高校教諭。87年から94年まで、国立教育研究所研究協力者として、「学校と地域社会との連携に関する国際比較研究」「高等学校における学科編成・履修システムの改善に関する総合的研究」などに参加。現在、聖学院大学助教授。

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