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PISAの問題できるかな? OECD生徒の学習到達度調査 経済協力開発機構(OECD)(編著) - 明石書店
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PISAの問題できるかな? OECD生徒の学習到達度調査 (ピザノモンダイデキルカナオーイーシーディーセイトノガクシュウトウタツドチョウサ)
原書: Take the Test: Sample Questions from OECD'S PISA Assessments

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発行:明石書店
A4判
360ページ
並製
定価 3,600円+税
ISBN
978-4-7503-3271-0   COPY
ISBN 13
9784750332710   COPY
ISBN 10h
4-7503-3271-2   COPY
ISBN 10
4750332712   COPY
出版者記号
7503   COPY
Cコード
C0037  
0:一般 0:単行本 37:教育
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2010年9月
書店発売日
登録日
2010年10月15日
最終更新日
2012年1月19日
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紹介

PISA調査はどのような問題を使用して何を評価しているのか? 本書は、PISA2000年、2003年、2006年調査および予備調査で実際に出題された公開可能なすべての問題を、読解力、数学的リテラシー、科学的リテラシーの各分野ごとに、採点基準と解答例とともに紹介する。

目次

 日本語版 序
 はじめに

第1章 OECD生徒の学習到達度調査(PISA)へのいざない
 1.1 PISA調査の目的
 1.2 PISA調査とは?
 1.3 PISA調査の結果
 1.4 PISA調査の問題

第2章 読解力の問題例
 ○読解力問題例1-17
  チャド湖/インフルエンザ/落書き/労働力/プラン・インターナショナル/警察/ランニングシューズ/贈り物/アマンダと公爵夫人/人事部/新しいルール/中山図書館/保証書/正しい判事/チョコレート/いじめ/ミツバチ
 ○読解力問題の採点基準・解答例

第3章 数学的リテラシーの問題例
 ○数学的リテラシー問題例1-50
  農家/歩行/りんご園/さいころ/大陸の面積/身長/レーシングカーの速度/三角形/盗難事件/花壇/インターネットでチャット/為替レート/輸出/いろいろな色のキャンディ/理科のテスト/本棚/ゴミ/地震/トッピング選び/テストの点数/スケートボード/階段/サイコロ/大統領の支持率/ベストカー/階段パターン/こけ/硬貨/ピザ/形/ブレーキ/中庭/薬の濃度/積木/反応時間/貯水タンク/祭り/ブランコ/生徒の身長/居住面積に応じた支払額/子ども用の靴/卓球の試合/灯台/二酸化炭素排出量の減少/ねじれたビル/心拍/宇宙飛行/ロックコンサート/動く歩道/郵便料金
 ○数学的リテラシー問題の採点基準・解答例

第4章 科学的リテラシーの問題例
 ○科学的リテラシー問題例1-34
  ゼンメルワイス医師の日記/オゾン/昼間の時間/クローニング/温室効果/衣類/グランドキャニオン/日焼け止め/メアリー・モンタギュー/酸性雨/運動/遺伝子組換え作物/生物多様性/バス/気候変動/ハエ/クローン子牛/トウモロコシ/飲料水をつくる/虫歯/暑い日の仕事/マウス痘/イトヨの習性/喫煙/星明り/超音波検査/リップグロス/進化/パン生地/金星の太陽面通過/健康上のリスクがあるか?/触媒コンバーター/集中治療/風力発電
 ○科学的リテラシー問題の採点基準・解答例


 付録A:PISA調査における習熟度レベル
 付録B:PISA2000年、2003年及び2006年調査の問題別にみる各国の平均正答率
 付録C:問番号及び小問のオリジナル番号付き問題例一覧
 付録D:PISA調査の成果物一覧

前書きなど

 PISA調査は実際に何を評価しているのでしょうか? 本書では、PISA調査で公開されたすべての問題を紹介しています。これまでのPISA2000年、2003年、2006年調査で使用された問題、調査問題を開発する中で検討された問題や予備調査で使用した問題などがあります。
 本書では、最初にPISA調査についての簡単な紹介をし、引き続き読解力、数学的リテラシー及び科学的リテラシーの問題例について、3つの章でそれぞれ紹介しています。各章とも、まず調査問題が実際に何を評価しているかを概観し、次にPISA2000年、2003年、2006年調査で実際に使用し、それぞれ調査結果が公表された際に同時に公開された問題を掲載しています。さらに、調査問題を開発する中で検討された問題や予備調査で使用した問題なども掲載しています。これらは実際の本調査では使用されなかったものの、PISA調査の考え方を反映したものと言えます。そして各章の最後には、本書に掲載された問題順に、それぞれの問題についての採点基準と解答例が簡単な解説を付して掲載されています。
 PISA調査は30のOECD加盟国及び30を超える非OECD加盟国・地域から専門家が集まり、また各国政府が共有する関心、政策的関心に基づいて、国際的な協力を得て行われている事業です。その特徴は以下のとおりです。

1)「リテラシー」を用いた調査であること:PISA調査は読解力、数学的リテラシー及び科学的リテラシーという評価分野を設けていますが、これらは学校カリキュラムの習得ではなく、社会に十分に参加するのに必要とされる知識・技能という観点から定義づけられています。

2)長期的な変化の追跡:PISA調査は、鍵となる学習目標を達成する上でどのような変化を遂げているのかを、各国が定期的にモニターすることを可能にしてくれます。

3)年齢による対象集団の決定:各国の義務教育終了段階にある若者たち、すなわち15歳児を対象に調査を行うことによって、学校システムの全体的な成果を明らかにする重要な指標を提供しています。

4)生涯学習との関連性:PISA調査は生徒の知識・技能を評価するだけでなく、彼らの学習意欲や自分自身に対する確信、学習方法、そして将来の学習や職業に関する目標などについても質問しています。

5)着実かつ包括的評価:PISA調査においては、各調査サイクルで評価する能力は変えずに維持しつつ、最新のイノベーションやテクノロジーを採用しています。

上記内容は本書刊行時のものです。