特集 多文化共生社会をつくるNPOジャーナル Vol.23
関西国際交流団体協議会:発行
シリーズ・叢書「NPOジャーナル」の本一覧
発行:明石書店 この版元の本一覧
A4判変型 56ページ 並製
定価:667円+税 総額を計算する
ISBN 978-4-7503-2883-6 C0402
在庫あり
奥付の初版発行年月:2008年11月 書店発売日:2008年12月04日
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紹介

日本社会の多文化化、多民族化が急速に進んでいる。「多文化が存在する現実」を真正面から受け止め、歴史の教訓を踏まえた上で、真に多様性を尊び活かす社会へと転換すべき局面に来ている。日本が魅力的で活力に満ちた国になり得るかを模索する。

目次


特集 多文化共生社会をつくる——日本は多様性をチャンスに

巻頭言 霞ヶ関「多文化共生」事始め
 過去の外国人受け入れの経験を活かせるか?(京都市副市長/元総務省国際室長 山崎一樹)

公開パネルディスカッション
 「管理」か「人権尊重」か? 日本の多文化共生政策を徹底討論!(井口泰、植松浩二、田中宏、田村太郎、宋悟)

論点 多文化主義的社会統合政策の確立を(東京外国語大学多言語・多文化教育研究センター長 北脇保之)

寄稿 誰による、誰のための、何のための「多文化共生」なのか——オールドカマー・コリアンからの視点(宋悟)
寄稿 多文化共生社会に向けて企業もイニシアチブを——人口変動のダイナミズムの中で果たす社会的責任(田村太郎)

事例報告 岐阜県美濃加茂・可児の外国人コミュニティ
事例報告 (特活)多文化共生センター東京
事例報告 (特活)愛伝舎

レファレンス 政策に関する報告書・提言ほか/書籍/会議・フォーラム/学会・研究機関、国際機関


寄稿 公益資本主義のモデル事業としてのデフタ・bracNet方式による途上国支援
  (デフタ・パートナーズ・グループ会長/国連経済社会理事会常任諮問団IIMSAM特命全権大使 原丈人)

ニュース 意識の高い市民の声をCSR促進の原動力に

寄稿 「社会的企業先進国」をめざす韓国の模索(秋葉武)

クローズアップ 人権擁護のための出版活動でマグサイサイ賞を受賞
 石井昭男 株式会社明石書店代表取締役社長(望月洋嗣)

連載リポート 第2回 G8サミット報告 NGOが果たしたものは?
 経験をNGOの共通財産として次につなげること(望月洋嗣)

私の視点 ボランティア貯金復活をどう見るべきか(藤野達也)

読者のひろば
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編集後記

前書きなど

編集後記

 (…略…)NPOの世界でも重要課題のトップに「ダイバーシティ(多様性)」が挙がるという。変化を求めた米国民は、根強い人種差別を過去のものとし、ダイバーシティ尊重を選んだと感じた。
 先日、母校の大学の留学生と話す機会があった。驚いたのが留学生の数で、今では300人程いるという。日本語も流暢な彼らは日本企業から学び、卒業後は日本に残るか祖国に戻って両国をつなぐ仕事をしたいと口を揃えて言う。一方で、テレビで観た海外派遣に備えて看護師を訓練するフィリピンの学校で、生徒たちの大半が米国行きを希望していたことも思い出される。台頭するインドでは、印僑を呼び戻す国家戦略が展開されている。
 世界の現実は確実に変わっている。が、日本の多文化共生論議はどうも“可哀想な外国人への対策”という視点、マジョリティの発想から抜けきれない。多様な人々がいる世界の中で自らマイノリティになる経験も経て、文化的背景を含めた自らの違いを活かすことの重要性を体感することも大切だ。まずは、日本人全体のダイバーシティ許容度、感度を高めることが急務ではないだろうか。(SM)

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