あなたに届けたい家庭と学校生活へのLD・学習障害アドバイスブックLD・学び方が違う子どものためのサバイバルガイド キッズ編
ゲイリー・フィッシャー, ローダ・カミングス, 竹田 契一:監訳, 西岡 有香:訳
発行:明石書店
この版元の本一覧
A5判変型 152ページ 並製
定価:1,400円+税 総額を計算する
ISBN978-4-7503-2817-1 C0037
在庫あり
奥付の初版発行年月:2008年07月
書店発売日:2008年07月11日
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※お支払いは郵便振替(到着後後払い)・クレジットカード(VISA、MasterCard、DC、JCB、AMEX、Diners、Nicos、UFJ)がご利用になれます
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紹介

事者の子どもが読めるよう豊富な図表を使い、LDとは何か、どのように誤解されやすいかの理解を促し、いじめの対処法や感情の処理法、友達の作り方など、学校や家庭でより良く適応するための具体的なアドバイスを示す。参考図書や相談先等の資料付。

目次

まえがきのまえがき 〜この本を手にする大人の人へ〜

まえがき
 LDのある子どもの6つの悩み

1.LDって何?
 LDが意味すること
 LDが意味しないこと
 LDはなぜ起こる?
 大人はどうやって子どもにLDがあることがわかる?

2.どうしてLDのある子は学習するのが大変なの?
 あなたの耳は、どう働いているか
 あなたの目は、どんな働きをするか
 学び方——あなたの脳の働き方が違うとしても
 ほかの学び方
 覚えておいて:助けてほしいときには、聞くこと!

3.7つのLD
 1.「話す」と「聞く」のLD(ことばのLD)
 2.「読み」のLD
 3.「書き」のLD
 4.「算数」のLD
 5.「整理整頓」のLD
 6.「ソーシャルスキル」のLD
 7.「運動」のLD

4.LDのある子どもが学ぶのを助けてくれる法律
 LDのある生徒にとって法律はどんな意味があるか

5.LDプログラムに参加しよう
 そのほかの特別なニーズがある子ども
 法律はどう働いているのか
 あなたはどうやってLDプログラムに入ったの?

6.LDのある子も優れている
 あなたはどれくらい優れているか
 あなたはどれくらい学べるのでしょう?
 学校を卒業したらどうなるのかな?

7.悲しい気持ち、傷ついた心、怒りの感情をどうしていけばよいか
 どうしてLDのある子どもはこのような気持ちをもつのでしょう?
 気持ちが少し楽になる6つの方法

8.学校でうまくやる10の方法
 1.むずかしくて行き詰まったら、おしゃべりをしてみよう
 2.頭をまっすぐあげて!
 3.エキスパート(専門家)になろう
 4.学校の活動に参加しよう
 5.LDについてもっと知ろう
 6.友だちを作ろう
 7.助ける人になろう
 8.トラブルには巻き込まれないようにしよう
 9.リラックスする方法と落ち着く方法を知っておこう
 10.LDを言いわけにしないように!

9.だれかにいじめられたら、どうしたらよいか
 どうしていじめるのか
 どうしていじめられるのか

10.友だちを作り、友だちでいつづけるためのヒント
 友だちを作るルール
 あらゆる種類の友だちを作る方法

11.家でうまくやっていく8つの方法
 1.あなたにもリラックスする時間が必要だと、両親に伝えよう
 2.宿題に時間がかかりすぎるのなら、それを両親に伝えよう
 3.あなたについてのよいニュースを両親に知らせよう
 4.必要なら、タイムアウトを取ろう
 5.あなたの計画表を作ろう
 6.ちゃんと食べよう
 7.仕事を見つけよう
 8.趣味を見つけよう

12.大きくなったときに覚えておくこと

幸せなおしまい あなたは勝利者になれる

LDについて知っておくとよい10のこと
 1.ディスレクシアとLDは同じですか?
 2.LDがあるということは、脳に損傷があるということですか?
 3.LDはずっとなくならないのですか?
 4.LDがあっても大学に進学できますか?
 5.もしわたしが子どもをもったら、子どもにもLDがあるのですか?
 6.いつか、自分の収入で生活できるようになりますか?
 7.LDのある子はみんな、逆さまから読んだり書いたりするのですか?
 8.LDのある子はみんな似ているのですか?
 9.LDのある男子と女子では、どちらが多いのですか?
 10.すべてのLDのある子は通常学級にいなければならないのですか?

 参考資料
 あとがき

前書きなど

まえがきのまえがき
〜この本を手にする大人の人へ〜


 この本ではLDということばを幅広い意味で使っています。第1章で「LDの意味」を説明しているように、この本ではLDを学び方が違うという意味で使っています。ですから、現在、日本だとLDとは違う診断名がつくはずだと思われる社会性の弱さ(人とつきあうことを苦手とする特性がある)や、整理整頓のLDということばも、この本の中では使っています。原文にできるだけ忠実に訳すことを考えながら、日本で今、この本の意味でLDを使うとまだまだ混乱するだろうと思われる箇所には訳注をつけました。

 日本ではまだまだ「LD教室にいってくる」とか「ことばの教室で勉強してくるよ」と平気で言える土壌はありません。日米の価値観の相違や、制度の相違もあります。

 ですが、学ぶことにとても苦労する子どもたちに、「自分のことをだめだとあきらめてしまわないで! みんなと違う方法を使って学ぶことができるんだ。自信をもって強いところを伸ばしていこう!」という励ましは、用語の使い方の違いがあっても、子どもたちの困っていることに多少の違いがあっても、その心に届くものであると思います。

 そういう気持ちをこめて、日本の「学び方の違う子どもたち」へ、このサバイバルガイドを届けたいと思います。

西岡有香

著者プロフィール

ゲイリー・フィッシャー(フィッシャー,ゲイリー)

ネバダ大学教授、薬物乱用応用技術センター長。LD研究のために何年も大学に通い、LDについての著書も多い。10年間、学校心理士として、1000人以上のLDのある子どもたちとかかわる。

ローダ・カミングス(カミングス,ローダ)

ネバダ大学の教育心理学の教授。大学で特別支援教育について学び、LDや思春期についての著書も多い。LDはあるが、自立して生活している息子がいる。

竹田 契一(タケダ ケイイチ)

1961年 米国アズベリー大学卒業
1962年 米国ピッツバーグ大学大学院言語病理学科修了
1965年 米国ミシガン大学大学院言語病理学科中途帰国
1975年 慶応義塾大学医学部大学院医学研究科修了、医学博士
1975年 大阪教育大学聴覚言語障害児教育教員養成課程助教授
1983年 大阪教育大学障害児教育講座教授
2002年 同 定年退官
大阪教育大学名誉教授、大阪医科大学客員教授
2007年より大阪医科大学LDセンター顧問
日本LD学会常任理事、特別支援教育士資格認定協会会長、日本高次脳機能障害学会理事、日本インリアル研究会会長
主な編著書:『インリアル・アプローチ』、『実践インリアル・アプローチ事例集』、『図説 LD児の言語・コミュニケーション障害の理解と指導 第2版——AD/HD、高機能広汎性発達障害とどう違うか』、『AD/HD・高機能広汎性発達障害の教育と医療』(共に日本文化科学社)、『LD・学習障害事典』、『LD・ADHD・高機能自閉症のある子の友だちづくり——ソーシャルスキルを育む教育・生活サポートガイド』(共に明石書店)など。

西岡 有香(ニシオカ ユカ)

言語聴覚士、学校心理士、特別支援教育士スーパーバイザー、日本LD学会常任理事
神戸市立外国語大学英米学科卒業
大阪教育大学特殊教育特別専攻科、大阪教育大学研究科障害児教育専攻修了、教育学修士
病院のリハビリテーション科でスピーチセラピストとして勤務したのち、1994年神戸YMCAにおいて発達障害のある子どものためのサポートプログラムを立ち上げ、主任講師として2006年まで勤務。現在、大阪市教育委員会事務局指導部特別支援教育担当アドバイザーとして、巡回相談にあたっている。その他、星槎大学非常勤講師、大阪医科大学LDセンター研修開発部などで勤務。
共著:『図説LD児の言語・コミュニケーション障害の理解と指導 第2版』『LD児サポートプログラム』『AD/HD・高機能広汎性発達障害の教育と医療』(共に日本文化科学社)。
分担執筆:『軽度発達障害の心理アセスメント——WISC-3の上手な利用と事例』(日本文化科学社)、『ことばの心理と学習』(金星堂)、『どうする?ゆうきくん——LD・ADHD児童「特別支援教育」のために』(日本放送協会出版)。
監訳:『LD・学習障害事典』(明石書店)など。

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