教室と地球をつなぐアクティビティ教材集グローバル・クラスルーム
デイヴィット・セルビー, グラハム・パイク, 小関 一也:監
発行:明石書店
この版元の本一覧
B5判 328ページ 並製
定価:2,800円+税 総額を計算する
ISBN978-4-7503-2638-2 C0037
在庫あり
奥付の初版発行年月:2007年12月
書店発売日:2007年12月06日
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紹介

平和・権利と責任・健康・公正・シチズンシップ・持続可能な未来・メディアリテラシーなどを通じ子どもたちに世界との関わりを教える「グロ−バル教育」。100近い実践方法の紹介と、そのまま使える教材がふんだんに盛り込まれたグローバル教育の実践教材。

目次

 序文 希望の囚人─自らすすんで希望に囚われる人
 序章 可能性の糸を紡いで─グローバル・クラスルームでの学習

第1部 すべてを貫く中心テーマ─グローバル教育の特徴をつかもう
 第1章 肯定的で協力的な学びをつくる
 第2章 つながり
 第3章 ちがい:ものの見方を意識する
 第4章 未来

第2部 柱となる重要なテーマ─グローバル教育の基本を学ぼう
 第5章 環境と持続可能性
 第6章 開発と地球規模の公正
 第7章 権利と責任
 第8章 平和

第3部 発展する新しいテーマ─総合学習にも対応する現代の課題を考えよう
 第9章 テクノロジー
 第10章 マスメディア
 第11章 健康
 第12章 公正
 第13章 シチズンシップ

謝辞
“小さな”トランスフォーメーション─監修・監訳者あとがき

付録
 「外へ向かう旅」と「内へ向かう旅」─G. パイクとD. セルビーのグローバル教育論の独自性
 グローバル教育の曖昧性と定義
 グローバル教育用語集
 G. パイクとD. セルビーの著作一覧
 理解を深めるためのブックガイド
 アクティビティ索引
 キーワード索引

前書きなど

本書の特徴

 G. パイクとD. セルビーは、グローバル教育を代表する研究者であり、また優れた教育実践家でもあります。英国の「ワールド・スタディーズ」の研究開発にかかわり、『地球市民を育む教育』(明石書店)の著者としても知られています。ユニセフやユネスコのコンサルタントを務め、世界中の国々(20カ国以上の国や地域)で、セミナーやワークショップを開催してきました。世界中の教師と真摯に語りあいながら、教師と共に、カリキュラム開発を続けてきた類まれな研究者であるといってよいでしょう。
 『In the Global Classroom』は、その2人によるカリキュラム研究の1つの到達点を示す著作です。グローバル教育を実践する教師たちの英知を結集した、全2巻500頁以上にのぼる大著です。日本語版の本書は、必須の理論部分と約半数のアクティビティを厳選して編集しました。
 本書の特徴としては、次のようなものがあげられます。

●テーマ間のつながりを考えることができます
 環境、開発、人権、平和はもちろん、健康、テクノロジー、マスメディアなど幅広いテーマを扱うと同時に、各テーマ間のつながりを重視して編成されています。個別テーマに偏ることなく、自由な発想から、つながりを考えていく授業に適しています。

●実践的なアクティビティの手法を学べます
 実践の場で効果的な手法をバランスよく紹介しています。世界中の教師が試行錯誤してつくり上げた授業方法は、すべての教科とテーマ学習に応用可能です。どのアクティビティからも、新しい授業方法へのヒントを得られるはずです。
 
●子どもから大人まで対象を選びません
 各アクティビティには一応目安となる対象が示されていますが、年齢を問わず実践できるアクティビティを中心に選定してあります。大学・大学院の授業やコミュニティでの成人学習はもちろん、教師間の学習会など、あらゆる場面で利用できます。

●キーワードにより理解を深められます
 テーマ別にキーワードを用いた解説があり、各テーマの主題や議論のポイントを的確に把握することができます。また「対照表」を利用して、キーワードに対応したアクティビティを実践することもできます。

●日本での学習に対応しています
 本書には、コピー可能な教材用プリントが数多く含まれていますが、日本での学習にも対応できるように改訂してあります。意味のとりにくいカタカナ語には巻末にグローバル教育用語集をつけ解説してあります。

著者プロフィール

デイヴィット・セルビー(セルビー,デイヴィット)

デイヴィット・セルビー(せるびー,でいう゛ぃっと)
 イギリスのプリマス大学で「持続可能性のための教育」学部の教授、及び同大学「持続可能な未来のためのセンター」所長。1992年から2003年まで、カナダのトロント大学OISE(オンタリオ教育研究所)で教授兼、グローバル教育国際研究所所長。
 同センターは、2005年にイギリス高等教育ファンディング審議会から5年間の資金援助によって設立され、プリマス大学がこれまで学部レベルで行ってきた持続可能性のための教育を大学全体で実践し、地域や国内外における持続可能性のための教育に貢献することを目指している(詳細については、http://csf.plymouth.ac.ukを参照のこと)。
 研究においては、グローバル教育、環境教育、持続可能な教育の分野で国際的に高い評価を受けており、アフリカ、アジア、オーストラリア、ヨーロッパ、南アメリカの23カ国で、講義やセミナー、ワークショップを実践。またユニセフによるナショナルカリキュラム改革プロジェクトのコンサルタントとして、レバノンとヨルダン(1993-1998年)、アルバニア(1997-2001年)、アルメニア(1997-2000年)、イラン(2000-2003年)、カザフスタンと中央アジアの諸共和国(2002-2005年)のナショナルカリキュラムの改革に携わってきた。
 著作は非常に多く、共著を含めた著書は56冊、論文は70本を数える。いくつかの著書は、数カ国語に翻訳され、世界各国で出版されている。カナダとイギリスの市民であり、2003年には、カナダ平和教育章を受賞している。デイヴィット・セルビーへの連絡先は、david.selby@plymouth.ac.uk

グラハム・パイク(パイク,グラハム)

 カナダのプリンスエドワードアイランド大学で教育学部の教授、及び学部長。アメリカのインディアナ大学の「地球規模の変革のためのセンター(Center for the Study of Global Change)」で客員教授。プリンスンエドワード大学では、教員養成課程および大学院でグローバル教育と国際教育を指導。教員養成課程においては、国際教育学科の特別プログラムの編成に携わっている。このプログラムは、地球的視野を備えた教員を養成することを目的とし、世界各地で教育実習の機会が得られるなどユニークな特色を備えている。
 研究においては、慈善団体/基金、企業、公的機関、NGOなどとのパートナーシップを結び、環境教育、グローバル教育、人権教育に関するプロジェクトを多数実施している。ユネスコのコンサルタントとして、世界20カ国以上でセミナーやワークショップを実施してきた。なかでも、UNICEFと連携して行われた中東および東ヨーロッパにおける「教育の質向上のためのプロジェクト(quality improvement projects)」はその代表的なものである。
 グローバル教育に関する著作も多く、教師向けに書かれた共著の数は10冊にのぼり、8カ国語で翻訳されている。2006年には、カナダ国際教育局より、国際教育革新賞を受賞している。グラハム・パイクへの連絡先は、gpike@upei.ca

小関 一也(オセキ カズヤ)

 早稲田大学第一文学部教育学研究室助手、同大学教育学部非常勤講師を経て、トロント大学大学院OISE(オンタリオ教育研究所)の博士課程に在籍。グローバル教育が「外に向かう旅」であると同時に「内に向かう旅」であることに注目して、グローバル教育とホリスティック教育の接点を探る研究を進めている。
 共著に『地球市民への入門講座—グローバル教育の可能性』(三修社)、『グローバル教育からの提案─生活指導・総合学習の創造』(日本評論社)、主論文に「地球市民教育の実践課題─地球市民教育の構造的理解を中心として」(『国際理解』No.33, 第26回国際理解教育賞受賞論文)がある。小関への連絡先は、kazuyaoseki@aol.com

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