発行:明石書店
この版元の本一覧
A5判変型 368ページ 並製
定価:1,800円+税 総額を計算する
ISBN978-4-7503-2580-4
在庫あり
奥付の初版発行年月:2007年06月
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社民党党首で弁護士の福島みずほと23人の著名人が,社会をよくするために繰り広げる楽しい対談集の4冊目。表現・思想から社会を変える方法,格差社会の乗りこえ方,愛と平和,生活環境を変える政策の提言など,様々な視点でわかりやすく伝える。
前書きなど
まえがき
『月刊社会民主』で毎月対談をしている。その時その時本当に会いたい人に会い、対談をしている。対談をよみかえすと、よくまあお忙しいのにつきあってくださったという気がする。作家、ジャーナリスト、マンガ家、学者、弁護士、医師……職業もさまざまだし、個性も満開である。
中森明夫さんとの話は、アイドル論ではないけれど、ポップな楽しいものとなった。
エコロジストである星川淳さんや、「大地を守る会」の藤田和芳さんとの話は、どこかゆったりとなり、作家の山田太一さんや重松清さんとの話は、しみじみとして豊かなものになった。
森達也さんや岡留安則さんとの話は、話がどう展開するか、こちらもいい意味でちょっぴり緊張し、どこかスリリングなものとなった。
倉田真由美さんや荻原博子さんや大内裕和さん、浅野健一さんとの話は、今までも話をしたり、会っているので、ギャハハとにぎやかなものとなった。
学者である神野直彦さん、宮本太郎さん、愛敬浩二さん、村尾信尚さん、そして、ジャーナリストの早房長治さん、川田龍平さんとの話は、フムフム、そうか、そうかと教えてもらう話となった。神野直彦さんと宮本太郎さんは、社会民主主義や政策を勉強する、先生のような存在である。
粟屋憲太郎さんには、東京裁判などのことについて、改めて語っていただいた。
ゴスロリファッションがキュートな雨宮処凛さん(私は元右翼と聞いて、びびっていたが、本を読み、お会いして、意外と非常に近いと感動していた)とは、以前テレビ番組で一緒になり、若者と雇用の問題で盛り上がった。
医師の鎌田實さんは、底無しにやさしい人で、医療の話、イラク戦争の話、憲法の話と広がっていった。
初対面のマンガ家やなせたかしさんは、アンパンマンなどをはじめとした人形やグッズが山のようにある楽しい部屋で、対談の最後に歌を歌ってくださった。楽しい想い出となった。
元衆議院議員で、2007年夏の参議院議員選挙に全国比例区で立候補予定の金子哲夫さんは、旧知の仲なのだが、熱くまっすぐ核兵器廃絶について語ってくれた。
弁護士の杉浦ひとみさんは、子どものいじめ自殺死の裁判、東京大空襲の裁判を担当しているやさしい人。2007年参議院選挙に東京選挙区から立候補予定の人である。
この本のなかには、たくさんの人たちの思いや知恵が詰まっている。いろんなやさしさや社会への思いや、戦争は嫌だ、何とか平和を築いていきたいというさまざまな思いでいっぱいだ。
子どものときの経験や今の活動から、出てくるそれぞれの人のやさしさや怒りや思いや社会への物思いみたいなものに私は心を打たれたし、励まされた。
すべての考え方が合う人なんて存在しないけれど(だから面白い)、共通しているのは、やさしさや人に対する思いであり、平和への思いであり、社会を何とかしたいという気持ちだった。
対談のなかでのたくさんの人たちの言葉や思いや知恵を何とか結集して、世の中を変える原動力になればいいと本当に思っている。等身大のそれぞれの言葉や思いが大きく豊かに社会に広がっていったらいいなあという思いを込めて、この本を作った。
国民投票法が2007年5月に成立した。
2007年の秋の臨時国会から、衆議院と参議院の両方に憲法審査会が設けられ、憲法改悪案作りが始まる可能性が高い。国会の発議から国民投票まで最短で60日でできる。ということは、これから最短で3年2カ月で憲法が変えられるということである。
女友だちに連絡すると、ガックリしている。「私のまわりはみんな死にたいと言っているわよ」と言う。「そんなこと言わないでよ」と私は言う。
面白くない時代に、どうやって面白く生きていくか。暗い時代に、どうやって明るく生きていくか。困難な時代に、元気にどうやって人と手をつないでいくか。
この本がそんな元気のもとになるといい。
対談をしてくださったみなさん、ありがとう。読んでくださるみなさん、ありがとう!
2007年6月
福島 みずほ
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