教師と親のためのガイドトゥレット症候群の子どもの理解とケア
アンバー・キャロル, メアリー・ロバートソン, NPO法人日本トゥレット協会:監修, 高木 道人:訳
発行:明石書店
この版元の本一覧
A5判 144ページ 並製
定価:1,600円+税 総額を計算する
ISBN978-4-7503-2566-8
在庫あり
奥付の初版発行年月:2007年06月
※送料は無料です
※版元より営業日2~5日でお届けします
※お支払いは郵便振替(到着後後払い)・クレジットカード(VISA、MasterCard、DC、JCB、AMEX、Diners、Nicos、UFJ)がご利用になれます
タグ: まだタグがありません

紹介

トゥレット症候群の子ども達がその症状に程度の差はあっても学校で能力を最大限に発揮できるための支援法を考察。「自尊心を育てる」「よい関係を作る」などトゥレット症候群の子ども達が生きやすくなるため教師や親はどう対応したらよいかを具体的に提示する。

前書きなど

訳者あとがき
 今回編集を担当していただいた明石書店の神谷さんとお会いしたのは、2001年、私が日本トゥレット協会を設立した頃でした。当時から、神谷さんは、日本ではまだあまり知られていないトゥレット症候群のことを社会に知ってもらうための啓発的な書籍の出版に情熱を燃やしていらっしゃいました。私も協会を運営する中で、日々、トゥレット症候群という病気の実態はもちろんのこと、その存在すら知られていないという現実に直面していました。そんなある日、神谷さんからこの本の原著であるTourette Syndrome: A Practical Guide for Teachers, Parents and Carersを翻訳出版してはどうかというお話がありました。著者のひとりであるメアリ−・ロバ−トソン先生には、彼女が数年前来日したときに、お会いして、トゥレット症候群に造詣の深い先生であることを知っていましたし、原著も豊富な経験をもとに、わかりやすく書いてあったので、さっそくお引き受けすることにしました。
 ここで、この本の内容について少し触れるとともに、私が日ごろ大切だと思っていることについてお話ししたいと思います。
 著者も述べていますように、この本は大きく2部構成になっています。前半はトゥレット症候群という病気の説明、後半は学校・家庭での対応の仕方が書かれています。
 まず、病気に関するポイントには次のようなことがあります。
 第一に、トゥレット症候群はチックを主症状とする病気です。そして、チックには運動チックと音声チックがあります。しかし、音声チックはあまり知られていません。ぜひ音声チックがあること、そしてそれが生活上の障害につながることを知ってください。
 第二に、チックの原因は生物学的(脳神経)問題であり、親子関係、学校生活などの環境は誘因です。この原因と誘因とを間違えないでください。
 第三に、トゥレット症候群には、併存症「強迫性障害(OCD)、注意欠陥/多動性障害(ADHD)、学習障害(LD)、気分障害、不安障害、睡眠障害、自閉的傾向など」が高率にみられます。したがって、この病気の治療や対応に際しては、チックだけではなく、併存症のことも考慮に入れなければなりません。
 次に、学校・家庭での対応の仕方に関するポイントには次のようなことがあります。
 第一は、自尊心を育てるというような病気や障害をもつ子どもたちに共通の問題に対して、まず対応しなくてはいけません。
 第二には、前にも述べましたように、トゥレット症候群には主症状であるチック以上に併存症による症状が問題となることが多いので、障害となっている主な問題は何かを考えて対応することが大切です。
 英国と日本では教育に関する法律も制度も違っています。しかし、最近は、日本でも発達障害者支援法ができたり、特別支援教育が始まったりと、トゥレット症候群の人たちを取り巻く環境は変わってきています。このような時節に英国での対応を学ぶことは非常に参考になると思います。
 この本がトゥレット症候群およびその併存症に苦しんでいる患者・家族の方々、および、彼らを支えてくださっている医療・教育・就労・福祉等の専門家の方々の少しでもお役に立つことができれば、それに勝る幸せはありません。

平成19年6月
NPO法人日本トゥレット協会会長
高木 道人

※送料は無料です
※版元より営業日2~5日でお届けします
※お支払いは郵便振替(到着後後払い)・クレジットカード(VISA、MasterCard、DC、JCB、AMEX、Diners、Nicos、UFJ)がご利用になれます


タグで関連している本:

  • まだ見つかりません

コメントとトラックバック »

まだコメントとトラックバックはありません

TrackBack URI : http://www.hanmoto.com/bd/isbn978-4-7503-2566-8.html/trackback/

コメントをどうぞ

お寄せいただいたコメントは、当サイトに掲載されますが、内容によっては削除させていただく場合がございます。なお、コメントへの回答は原則としていたしておりません。当サイト・著者・各版元へのお問い合わせの際は、お問い合わせフォームをご利用下さい。

▲ページの上端へ