発行:明石書店
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A4判 168ページ 上製
定価:9,500円+税 総額を計算する
ISBN978-4-7503-2263-6(4-7503-2263-6) C322
在庫あり
奥付の初版発行年月:2006年01月
書店発売日:2006年01月31日
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年代論ではいまだ定説がないバーミヤーン仏教壁画に,初めて放射性炭素年代測定という自然科学的なアプローチがなされた。本書は,その最新の成果の報告書であり,同時にそれをふまえた論考を付し,今後のアジア史研究にも欠かすことのできない書である。
目次
アフガニスタン文化遺産調査資料集の刊行にあたって(鈴木規夫)
ごあいさつ(サイイド・マフドゥーム・ラヒーン)
ごあいさつ(足立守)
ごあいさつ(鈴木規夫)
報告
第1章 バーミヤーン仏教壁画の年代測定に至る経緯とその意義(山内和也)
第2章 壁画の製作年代と下塗り層に含まれる藁スサについて(谷口陽子)
第3章 分析試料の採取(岩井俊平)
第4章 バーミヤーン遺跡の仏教壁画に関連するスサおよび木材のAMSによる放射性炭素年代測定(中村俊夫)
第5章 バーミヤーンの美術史研究と放射性炭素年代(宮治昭)
Appendix 1
バーミヤーン主崖窟の放射性炭素年代
Appendix 2
バーミヤーン主崖窟の石窟名称
前書きなど
アフガニスタン文化遺産調査資料集の刊行にあたって
2001年3月にアフガニスタンで起きた、ターリバーン政権によるバーミヤーン遺跡の2体の大仏の破壊という痛ましいニュースは、世界に衝撃を与えました。その後、急遽、バーミヤーン遺跡は「世界遺産リスト」および「危機にさらされている世界遺産リスト」に登録され、ユネスコを中心とする国際的な専門家による遺跡保存のための取り組みが現在も続けられています。
独立行政法人文化財研究所では、2003年より本格的に世界遺産バーミヤーンをはじめとするアフガニスタンでの考古学的遺跡群や文化的景観に関する調査、保存事業を行っています。このたび、その調査、研究の成果を紹介する目的から、『アフガニスタン文化遺産調査資料集』と題したシリーズを刊行する運びとなりました。
その第2巻となる本刊は、2003年から2004年の調査の際に採取した資料を用いて行った、バーミヤーン仏教壁画の放射性炭素年代測定の報告です。続く第3巻以降では、『アフガニスタン流出文化財の調査:バーミヤーン仏教壁画の材料と技法』、『バーミヤーンにおける考古遺跡の地下探査:2003年および2005年の調査成果』に関する資料の刊行が予定されており、第1巻の『バーミヤーン遺跡の歴史と保存:国際シンポジウム「世界遺産バーミヤーン遺跡を守る」』とあわせ、シリーズ第一期を構成します。
これらの報告を通して、文化財研究所が行っているアフガニスタンの文化遺産保護に対する保存事業と国際貢献のあり方を、より多くの方々にご理解いただくことができましたら、私たちにとってこの上ない喜びです。アフガニスタンの今後の復興を願いますとともに、文化遺産の保存のための活動にこれからも一層のご支援とご協力を賜りますようお願い申し上げます。
独立行政法人文化財研究所
理事長 鈴木 規夫
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