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Q&A 学校事故対策マニュアル 松本 美代子(編著) - 明石書店
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Q&A 学校事故対策マニュアル (キューアンドエー ガッコウジコタイサクマニュアル) 法的対応から危機管理・安全対策まで

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発行:明石書店
A5判
192ページ
並製
定価 1,900円+税
ISBN
978-4-7503-2084-7   COPY
ISBN 13
9784750320847   COPY
ISBN 10h
4-7503-2084-6   COPY
ISBN 10
4750320846   COPY
出版者記号
7503   COPY
Cコード
C0032  
0:一般 0:単行本 32:法律
出版社在庫情報
品切れ・重版未定
初版年月日
2005年4月
書店発売日
登録日
2010年2月18日
最終更新日
2010年2月25日
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紹介

部活動中の怪我は? 生徒同士のけんかの責任は? 急増する不審者侵入はどうする? 教師の処分は? 様々な事故への対応,日頃の危機管理・安全策について,教師の疑問に弁護士が即答。最新の判例・事例満載。今すぐ使える教師のための実践ガイド。

目次

はじめに
凡例
第1章 学校事故とは何か
Q1 学校事故とは何か?
Q2 学校事故の法的責任は?
Q3 学校事故の発生件数は?
Q4 学校事故が起きたときの周りの反応は?
Q5 学校事故への対策を行うことの意義は?
第2章 学校事故の民事責任
▲1 総論
Q6 損害賠償を支払う責任は誰にある?
Q7 支払わなければならない損害賠償の範囲は?
Q8 学校事故の賠償額は?
Q9 生徒同士の事故の責任は誰にある?
Q10 生徒に不注意があった場合も全責任を負う?
▲2 国公立学校編
Q11 国公立学校の責任はどうなる?
Q12 「公権力の行使」とは?
Q13 「職務行為」とは?
Q14 「故意又は過失」とは?
Q15 「違法」とは?
Q16 「因果関係」とは?
Q17 「公の営造物」「設置又は管理の瑕疵」とは?
▲3 私立学校編
Q18 私立学校の責任はどうなる?
Q19 債務不履行責任とは?
Q20 不法行為責任とは?
Q21 使用者責任とは?
Q22 施設や設備による事故の責任は?
第3章 こんなときどうなる――様々な事故への対応
Q23 行政責任はどのように問われる?
Q24 学校事故と刑事責任の関係は?
Q25 休み時間中・放課後に起きた事故はどうなる?
Q26 体育祭での事故は?
Q27 遠足・修学旅行での教師の注意義務は?
Q28 部活動中の事故はどうなる?
Q29 登下校中の事故はどうなる?
Q30 教師の生徒に対する懲戒行為はどうなる?
Q31 体罰の範囲は?
Q32 懲戒行為と自殺の関係は?
Q33 生徒以外の第三者が被害者となる事故は?
Q34 スクール・セクシュアル・ハラスメントはどうなる?
Q35 生徒同士のいじめはどうなる?
第4章 事故後の対応と危機管理・安全対策
Q36 学校事故が起きてしまったら?
Q37 学校事故の事後措置はどうする?
Q38 事情の把握と記録の保存の注意点は?
Q39 関係者・関係諸機関への連絡・報告は?
Q40 保護者・マスメディアへの説明・対応は?
Q41 学校災害共済給付制度や見舞金制度とは?
Q42 民事事件の手続は?
Q43 刑事事件の手続は?
Q44 行政責任への対応は?
Q45 教師の処分基準は?
Q46 学校事故を未然に防ぐ安全対策とは?
Column
 加害者が複数いる場合はどうなる?
 「公務員」って?
 どうする? 子どもの虐待(1)
 弁護士費用はおいくら?
 学校に内容証明が届いた!
 どうする? 子どもの虐待(2)
 PTSDとセクシュアル・ハラスメント
Data
 負傷における男女の割合
 体罰
 自殺
 スクール・セクシュアル・ハラスメントの事例
 いじめ
学校事故判例一覧
 1 授業中の事故
 2 学校行事に伴う事故
 3 部活動に伴う事故
 4 教師の体罰等の行為に伴う事故
 5 生徒間の事故
 6 いじめに関する事故
 7 刑事事件
 8 工作物から生じた事故
 9 その他
弁護士会一覧
参考文献

前書きなど

はじめに 本書では、広く学校内で起こり得る事故を「学校事故」として取り上げています。不幸にして学校で事故が起き、生徒たちに何らかの被害が発生した場合に、教師はどのように対応したらよいのか、その原因が教師の側にあった場合には教師にどのような責任が生じるのか、また学校事故を防ぐには教師はどのようにすべきかということを、教師の立場から考えるための一助になることを願って出版いたしました。 本来、学校は生徒たちにとって最も安全な場所の1つとして考えられており、保護者も生徒たちの安全が守られる場所として、我が子を預けています。 一方、学校は生徒たちの生活の場でもあり、生徒同士のいじめや喧嘩、教師からの体罰、授業中やクラブ活動中の事故など、様々な学校事故が発生する危険性も潜んでいます。さらに最近では不審者が校内へ侵入して殺傷事件までも起こしています。 安全であるべき学校でこのような事故が発生すれば、保護者が、なぜそのような事故が発生したか、教師に責任はなかったのかを問いただしたいと考えるでしょう。時に教師の責任を裁判で問いたいと考えることもあるでしょう。学校や教師にとっては訴訟を避けたいと思われるかもしれませんが、訴訟において事故原因が明らかになっていくことは、今後起こり得る学校事故を未然に防ぐために意味のあることと言えます。 本書では、不幸にして学校事故が発生してしまった場合の裁判例も取り上げています。裁判例を多く知ることによって、教師が何をすべきであったか、何をしてはいけなかったのかを考えるために有用な判断材料を得ることができると考えたからです。 また、どうすれば事故が防げたかをより幅広く考えるために、教師に法的責任が認められたケースだけではなく、法的責任が認められなかったケースも取り上げています。民事上の問題だけでなく、学校事故に関して教師が責任を問われる場合の刑事上そして行政上の責任の内容、及びその手続の進められ方についても説明を加えました。 生徒が健やかに成長して行くことは、保護者のみならず、教師にとっても共通の願いです。そのためには学校現場で子どもたちと日々接する教師の方々が、日頃の教育活動の中で学校事故を未然に防ぎ、万が一起きてしまった場合にはどのように適切に対応すべきかを予め考えておくことが、大切なことと考えます。 さらには起きてしまった事故に、パニックになるなどの不適切な行動を防ぐため、学校事故発生後の保護者及びマスコミへの対応のあり方についても取り上げています。十分な事前の準備をして適切な対応をすることによって、無用な混乱を避ける一助にして頂きたいと思います。 最後に学校事故に関して教師の方々が本書を参考にして、より充実した教育に従事できることを心から望んでいます。2005年3月松本美代子田中 早苗

著者プロフィール

松本 美代子  (マツモト ミヨコ)  (編著

1995年弁護士登録。東京弁護士会所属。
東京女子大学社会学部、中央大学法学部(通信教育課程)卒。吉峯総合法律事務所を経て2005年4月よりみずき総合法律事務所。
消費者問題、交通事故、離婚、相続などの民事・家事全般、著作権、企業法務、刑事事件、少年事件などに取り組んでいる。日弁連消費者問題特別委員会委員などを歴任。

田中 早苗  (タナカ サナエ)  (編著

1989年弁護士登録。第一東京弁護士会所属。
慶應義塾大学法学部卒。田中早苗法律事務所。
女性と人権、報道と人権などの問題に取り組んでいる。「放送倫理・番組向上機構」副委員長、内閣府男女共同参画社会の将来像検討会委員、東京新聞新聞報道のあり方委員会委員などを務める。
[主な著作]
『スクール・セクハラ防止マニュアル』(明石書店)、「性差別的性表現の問題」(日本弁護士連合会人権擁護委員会編『人権と報道』明石書店)、『別れたあとで後悔しない離婚と手続き』(共著、主婦と生活社)ほか多数。

上記内容は本書刊行時のものです。