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虐待とドメスティック・バイオレンスのなかにいる子どもたちへ
ひとりぼっちじゃないよ
原書: Hitting and Hurting: Living in a Violent Family
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2005年1月
- 書店発売日
- 2005年1月27日
- 登録日
- 2010年2月18日
- 最終更新日
- 2015年8月22日
紹介
児童虐待を受けていたり,母親のDV被害を目の当たりにしている子どもたちが,暴力から逃れる方法を,かわいらしいイラストで手ほどきする。相談機関の一覧表も充実。児童虐待やDVに関わる大人にとっても,わかりやすい1冊。
目次
この本はあなたのためにあります
おうちで何がおこっているの?
わたしの気もち
暴力の影響――わたしはどうなるの?
かんがえてみよう
おうちのなかを変えよう
将来のこと
どこに助けをもとめればいいの?
おとなのためのページ
監修者あとがき
前書きなど
監修者あとがき本書の刊行は、イギリスのNPO、チルドレン・ソサエティ(The Children's Society)の善意により実現しました。チルドレン・ソサエティ発行による“Hitting and Hurting”の翻訳を基本に、日本の状況に合わせて多少表現や説明を変更し、日本の子どもたちに役に立つ情報を加えたものです。2004年10月に施行された改正児童虐待防止法(第2条)では、「児童の目の前でのDV」など間接的な被害も児童虐待に含まれました。DVは、たとえ子どもに直接向けられた暴力ではなくとも、子どもに有害な影響を与えます。DVと児童虐待への取り組みが、より一層連携して行われることを期待したいと思います。幸いなことにDVや児童虐待に関する書籍は、日本でもかなり出版されるようになりました。しかし、大半が大人向けであり、子どもたちが読めるような冊子はまだほとんどありません。日本全国の子どもたちの目に触れるようにしてほしいという私たちの願いを受けて明石書店のご好意により、良質で安価な冊子にしていただきました。本書が、DVと児童虐待に関わる人たちにご活用いただき、ひとりでも多くの子どもたちが、安全な環境で安心して暮らせるようになることを願っています。なお、印税は、チルドレン・ソサエティと、日本のアジア女性センターに半額ずつ寄付され、子どもの支援のために使われます。
上記内容は本書刊行時のものです。