発行:明石書店
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四六判 240ページ 並製
定価:1,500円+税 総額を計算する
ISBN978-4-7503-1907-0(4-7503-1907-4) C0036
在庫あり
奥付の初版発行年月:2004年04月
書店発売日:2004年05月07日
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社民党党首福島みずほが,女性政策を軸足に,子ども,高齢者,障害者,外国人など少数派も含めて「ともに生きられる社会」を提言したわかりやすい政治論。
目次
まえがき
第1章 赤じゅうたんを走る
1 とらば〜ゆの決意は大変だった
2 弁護士の仕事と国会議員の仕事
3 国会内NGO事務所
4 政治家とは具体的にどんな仕事をするのか
5 立法は楽しい
6 立法以外にもやれることはたくさんある
7 本会議と予算委員会以外も忙しい
8 政党とは
9 党首という仕事
10 国会議員とお金
11 役人は最大のロビーイスト
12 質問通告
13 市民の力は当事者の力
14 国会議員のかかりやすい病気
15 政界と芸能界は似ている
16 秘書・スタッフ・家族とともに
コラム 国会を身近なものにするために
第2章 少数派の意見を生かそう
1 DV防止法をもっと女性の味方にするために
DV防止法は女性の力で成立した/DV防止法のポイント/二〇〇四年の改正案/国際的な動きと当事者の声を踏まえて
2 選択的夫婦別姓制度の導入を
選択的夫婦別姓制度はなぜ必要か/導入に向けて
3 刑務所を改善しよう
情報公開で明るみに/刑務所改革のために
4 高齢社会をみんなと生きよう
家族は愛情で、介護は社会で/高齢者虐待防止法の成立をはじめ諸制度の充実を
◎福島みずほ版「高齢者のためのマニフェスト」
5 二大政党制論議——少数派の意見を生かすには
二大政党制は少数派の意見を生かせない/選挙制度の問題点/多元的な価値観を体現する政治を
6 憲法が息づく社会を
憲法は獲得目標である/壊されていく憲法/これからの憲法/憲法前文と九条は宝物
第3章 実現しよう! 「女性の権利」拡充政策
1 社会保障と女性
様々な制度を世帯単位から個人単位へ/女性の年金権の確立を
2 労働と女性
ライフスタイルに中立な賃金を/間接差別と女性/非正規雇用は女性の問題/均等待遇を求めた裁判例/均等待遇の実践例/有期雇用の問題 点/ワークシェアリングの前提としての均等待遇/均等待遇を保障する法律を
3 いろいろな家族と女性
なくそう 婚外子差別/家族のなかでも外でも生きられる社会を
4 子どもと女性
児童虐待防止法の改正/保育園民営化は何が問題か/子ども手当をつくろう/高校・大学の授業料の無料化を/定時制や通信制の学校を支援しよう/子どもシェルターを各都道府県に
◎福島みずほ版「子どものためのマニフェスト」
5 暴力と女性
国内の暴力への取り組み/暴力によって問題を解決しない社会を
6 健康と女性
健康保険の適用の拡大を/女性専用外来の充実を/乳ガン検診の実態などの情報公開を/堕胎罪の撤廃を/女性の生涯にわたる健康基本法の成立を
7 複合差別をなくそう
8 人身売買を廃止しよう
9 マイノリティの問題をもっと国会へ
◎福島みずほ版「女性のためのマニフェスト」
コラム 「フェミニズムバッシング」をこえて
第4章 進めよう! 女性の政治参画
1 女性が国会に進出することで何が変わるか
「政治の世界」は男性社会/ジェンダーメインストリーム化
2 「女性」「男性」をこえて
3 法律や制度から社会を変えよう
4 平和と平等は手を携えてやってくる
参考文献
あとがき
前書きなど
弁護士時代に(実は、今も弁護士だが)、『福島瑞穂的弁護士生活ノート』(自由国民社、一九九八年)を書いた。 弁護士としてやってきた仕事、日々の生活のことをわかりやすく、楽しく、また、扱うテーマを身近に感じてもらいたいと書いたものである。 一九九八年に、国会議員にとらば〜ゆして、今度は、生き生きと、議員としての日々の生活や思い、やれること、悩みなどを率直に、楽しく、リアルに、身近にわかりやすく書きたいと思っていた。また、是非、国会のことを知ってもらって、いろいろなことに活用して欲しいと思っていた。 また、この本を読んでくれた人のなかから、「私も政治家に挑戦しよう」なんて、思ってくれる人が出たら、立候補も選挙も具体的な政治活動も国会のくらしも辛いことはあるけれど、政治家になる人の裾野が、うーんと広がって本当にうれしい。 いろいろなバックグランドを持つ人、いろいろな経歴の人、年齢・性別もバラエティーに富んでいる人たちが政治家になっていくことが、望ましいと思う。 当たり前だけれども、一人ひとりが、主人公であり、一人ひとりが、政治的権力を持っているのである。一人ひとりに大きな力があり、政治を、社会を大きく変えていくことができる。 でも、この世の中で、一人ひとりの力は、小さくて、無力であり、社会なんて変えられっこないと思わされている。何でもスイスイうまくいくわけではないけれど、一人ひとりの力は、素晴らしく、この社会を変えられるという確信を持つ人たちが、増えていくことで、この社会は、少なくとももっと住みやすいものとなっていくだろう。政治は、当たり前だが、国会で行われるものだけではなく、人々の手のなかにあるのだ。 私は、とびこんだ政治の世界で、驚いたり、あきれたり、傷ついたり、やりがいを感じたり、うれしく思ったり、出会いに感謝したり、政治の世界のひどさに、消耗したりしている。 でも、様々な人たちが、政治の世界を変え、もっと言えば、政治の世界の枠組み自体を変えていくことを、心から、望んでいる。 だから、この本が、政治や国会を少しでも身近に考えたり、感じたりできるものになったら、本当にうれしい。 そして、この本は、私自身が、取り組んできたマイノリテイの権利の問題、DV防止法などの制定や選択的夫婦別姓制度の導入の問題、刑務所の改革の問題、男女平等政策、「女性の権利」の拡充政策や、こんな社会をつくりたい、こんなことが実現したら、もっと住みやすい社会になるのになあということなどを書いた。 いろいろな思いを集めて、少しでも希望を実現していきましょう。 この本が、政策などを考える一歩になれば、これまたうれしい。
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著者プロフィール
福島 みずほ(フクシマ ミズホ)
1955年宮崎県生まれ。東京大学法学部卒業。参議院議員、弁護士、学習院女子大学客員教授。弁護士としてドメスティック・バイオレンス、選択的夫婦別姓制度や婚外子差別、外国人差別、セクシュアル・ハラスメントなどの問題に取り組む。アジアからの出稼ぎ女性の緊急避難所「女性の家HELP」協力弁護士。1998年7月、社会民主党(社民党)から参議院全国比例区で当選。社民党では、広報委員長を経て、2001年10月に幹事長、2003年11月に党首に就任。神奈川県連合代表を兼任。ドメスティック・バイオレンス防止法や、児童虐待防止法の改正、女性の人権問題、有事立法反対と平和問題、盗聴法廃止、外国人の人権擁護など国会内で幅広く活躍。<br>著書に『使いこなそう! ドメスティック・バイオレンス防止法』、『楽しくやろう夫婦別姓』(共編著)、『福島瑞穂のいま会いたい いま話をしたい』、『福島瑞穂の新世紀対談』(以上、明石書店)、『あれも家族これも家族』(岩波書店)、『裁判の女性学』(有斐閣)ほか多数。
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