インドネシアの参加型開発協力に見る理論と実践村落開発支援は誰のためか
小國 和子
発行:明石書店
この版元の本一覧
A5判 296ページ 上製
定価:3,000円+税 総額を計算する
ISBN978-4-7503-1785-4(4-7503-1785-3)

奥付の初版発行年月:2003年09月
書店発売日:2003年09月10日
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あらかじめご了承下さい。

紹介

開発支援とは,先進国の支援者にとって何を意味し,途上国の人々にとって何を意味するのか。「介入」を大前提として,支援側—被支援側の相互作用を基に,開発支援の意義を提言。現場で悩む実務者,実践に対して躊躇する研究者双方にとっての必読書。

目次

『村落開発支援は誰のためか』の出版に寄せて ……金子洋三(国際協力事業団青年海外協力隊事務局長) 序章 内と外のはざまで  1 本書の目的  2 実践における「参加」の効用と弊害  3 村落開発概念の検討と「支援」  4 インドネシアの村落開発政策と変わりゆく地域の固有性 第1章 支援フィールドを読み解くために  1 社会的行為者(アクター)への注目  2 認識世界の断絶(discontinuity)  3 相互学習のプロセス  4 視点の転換の先に 第2章 舞台背景とアクターたち  1 対象地域の概況と開発  2 土地開拓者子孫の語りにみるリーダーシップと参加  3 協力隊事業の個別性と議論の普遍性  4 アクターとしての協力隊員(s)  5 プロジェクトの概要:事業の背景と内容 第3章 アクターたちの出会いとあゆみ  1 農業分野における学びのプロセス  2 「参加型」の村落給水  3 農業土木事業における持続性の理解  4 女性支援の活動  5 プロセスで支援者は何を学んだのか 第4章 村落開発支援の意味とアクターとしての展望  1 共育への道しるべ  2 内省的実践としての研究 結論 差異を生きるわたしたち 解説 「プロジェクト・エスノグラフィー」第一号 ……佐藤寛(アジア経済研究所)

著者プロフィール

小國 和子(オグニ カズコ)

千葉大学文学部(文化人類学専攻)に入学し、インドネシア国立ガジャマダ大学に留学。千葉大学大学院修士課程(開発人類学専攻)、同博士課程修了。同大学博士号取得。<br>94年12月〜96年12月、青年海外協力隊員としてインドネシア南スラウェシ州の村落開発プロジェクトに従事したのを皮切りに、インドネシアの地域・村落開発支援の実践と研究に携わる。2003年9月より、JICA長期派遣専門家(参加型開発・農民組織化)としてカンボジアに赴任。<br>著作に、「『分権化』をめぐる村落社会のリアリティ——人々の生活世界にみる政策の『解釈』」(松井和久編『インドネシアの地方分権化』アジア経済研究所、近刊)、「『考える場(フィールド)』の創出とエンパワーメントの実践」(佐藤寛編『開発援助と住民組織化(仮題)』アジア経済研究所、近刊)、訳書に『インドネシア農村社会の変容』(共訳、明石書店、2000年4月)、『インドネシア 改革闘争記』(共訳、明石書店、2003年1月)など。



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