代理によるミュンヒハウゼン症候群子どもを病人にしたてる親たち
坂井 聖二:著
発行:明石書店 この版元の本一覧
四六判 144ページ 上製
定価:1,600円+税 総額を計算する
ISBN 978-4-7503-1710-6 (4-7503-1710-1)
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奥付の初版発行年月:2003年03月
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紹介

原因不明の子どもの病を訴え,必死に世話をする親たち。しかし,それら全てが虚構だったとしたら……。特異な児童虐待として注目される「代理によるミュンヒハウゼン症候群」。親たちはなぜ子どもを病気にしたてるのか,豊富な実例で概念,歴史,現況を解説。

目次

1 ミュンヒハウゼン症候群
2 事件ファイルNo.1「ケイ」事件発端編
3 事件ファイルNo.1「ケイ」事件解決編
4 事件ファイルNo.2「チャールズ」事件
5 メドウ医師の考察
6 これはMSBPではない!
7 それではMSBPとは何か?

番外編
8 DSM・IVとMSBP
9 MSBPと加害者の動機
10 虐待の一類型としてのMSBP
11 アメリカからの報告
12 生き延びた子どもの証言

前書きなど

 「代理によるミュンヒハウゼン症候群」は、「子どもの虐待」のなかでも特異な位置を占めています。この虐待の特徴は、「子どもの病気を治そうと懸命に努力する医師の行為が、結果的に子どもを虐待することになってしまう」というところにあります。最近になって、日本でもその症候群の存在が医師の知るところとなり、その結果、いくつかの病院でケースが発見され、児童相談所や家庭裁判所を巻き込む形で事態が展開し始めています。私自身も現在複数のケースにかかわっています。  日本でも、この症候群についての症例報告は散見され始めましたが、専門書は欧米の翻訳も含めていまだに刊行されていません。このような状況下にあって、この症候群をわかりやすく紹介する必要性を感じた私は、私が所属している東京の「子どもの虐待防止センター」のニューズレターに連載の形で書くことにしました。このニューズレターの読者は同センターの賛助会員のみであり、したがって、日常的に「子どもの虐待」に何らかの形でかかわっている人々です。内容が「診断概念」というちょっと専門的なことにこだわっていることは、そのような背景を反映しています。 (後略) まえがき 著者

著者プロフィール

坂井 聖二(サカイ セイジ)

1950年生まれ、東邦大学医学部卒業
坂井医院院長
社会福祉法人「子どもの虐待防止センター」理事

主要著書
[分担執筆]
『児童虐待(危機介入編)』金剛出版
『児童虐待(臨床編)』金剛出版
『児童虐待への介入』尚学社
[共  訳]
『虐待を受けた子どもの治療戦略』明石書店

上記内容は本書刊行時のものです。


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