21世紀市民社会への挑戦インドネシア・改革闘争記
セロ・スマルジャン:編, 中村 光男:監訳, 青木 武信:訳, 小國 和子:訳, 鈴木 聖子:訳, 水上 浩:訳
発行:明石書店
この版元の本一覧
四六判 440ページ 上製
定価:4,800円+税 総額を計算する
ISBN978-4-7503-1672-7(4-7503-1672-5)
品切・重版未定
奥付の初版発行年月:2003年01月
書店発売日:2003年01月30日
タグは版元ドットコム事務局で編集することがあります。
あらかじめご了承下さい。

紹介

社会科学者15人が,1997年7月〜98年8月の自国の全面的危機とスハルト退陣・改革初期段階までの動きを分析。暴動の特質,経済危機,学生運動,大統領後継の正当性,国軍やメディアの動向など,改革過程の諸側面にわたり客観的なデータから検証する。

目次

まえがき(セロ・スマルジャン)
第一章 暴動と改革(M・イクバル・ジャヤディ)
第二章 通貨危機から経済危機へ(アリ・ウイノト・スバンドロ)
第三章 改革のための学生による運動
   (リカルディ・S・アドナン/アルファン・プラディアンシャー)
第四章 「王の退位」
 1 王国の崩壊
 2 スハルト大統領の辞任と副大統領ハビビの大統領昇任は合憲か違憲かという問題
 3 インドネシア大統領という地位(ハルーン・アルラシッド)
第五章 改革の衝撃
 はじめに(イワン・ガルドノ・スジャトミコ)
 1 改革後のスハルト(イワン・ガルドノ・スジャトミコ)
 2 ハビビ政権の正当性
  (イワン・ガルドノ・スジャトミコ/フリッツ・E・シマンジュタック)
 3 国軍に対する改革の衝撃(イワン・ガルドノ・スジャトミコ/アリ・S・スシロ)
 4 官僚システムに対する改革の衝撃(ドディ・プラヨゴ)
 5 ゴルカルに対する改革の衝撃(サルジョノ・ジャティマン/リザル・ヒクマット)
第六章 改革闘争におけるインドネシア国軍の役割(A・ハスナン・ハビブ)
第七章 スハルト政権崩壊を導いた報道、インターネット、そして噂
   (デディ・ヒダヤット)
エピローグ——日本の読者の皆さんに(セロ・スマルジャン)
監訳者あとがき(中村光男)

著者プロフィール

中村 光男(ナカムラ ミツオ)

1933年生まれ。千葉大学名誉教授。東京大学大学院修士課程修了。コーネル大学大学院博士課程修了、Ph.D.。文化人類学専攻、東南アジアのイスラーム社会運動研究。1970—72年、ジョクジャカルタ郊外コタグデでムハマデイヤー運動の調査に従事。1974—76年、アデレード大学、1976—77年、インドネシア大学付設社会科学研究訓練センターで教鞭。1978—80年、オーストラリア国立大学客員研究員、1981年、ハーバード大学世界宗教研究所客員研究員、1983—99年、千葉大学教授。1988年、国際交流基金派遣研究者としてガジャマダ大学を拠点に現代インドネシアのイスラーム研究に従事。1993年、ハーバード大学中東研究センター、フルブライト・フェロー。2002年、中央大学大学院客員教授〈近年、ほぼ毎年、インドネシアでフィールド・ワーク〉。2001年より国際協力銀行(JBIC)シニア・リサーチ・アドバイザー。

青木 武信(アオキ タケノブ)

1963年生まれ。千葉大学、放送大学、日本大学非常勤講師。千葉大学大学院修士課程修了。総合研究大学院大学博士課程満期退学。文学博士。文化人類学専攻、インドネシアの大衆芸能研究、インドネシアの環境問題研究。1990−91年、インドネシア政府奨学生としてガジャマダ大学に留学。1994−96年、インドネシア石油教育交流財団の奨学金を得てジョクジャカルタ州でクトプラ(大衆演劇)調査のフィールド・ワーク。2002年8−9月、ジャワ島各地にて環境問題のフィールド・ワーク。

小國 和子(オグニ カズコ)

1969年生まれ。千葉大学大学院博士課程在籍中。開発人類学専攻。1991−92年、文部省派遣奨学生としてガジャマダ大学に留学。1994年から2001年の間に約5年にわたって青年海外協力隊員及び国際協力事業団専門家として南スラウェシ州の村落開発支援事業に従事。

鈴木 聖子(スズキ サトコ)

1973年生まれ。千葉大学法経学部卒業。1996−1997年、文部省派遣奨学生としてガジャマダ大学に留学。1997−1998年、引き続き私費留学生として同大学に留学。1999年6月総選挙に際して、国際NGOのANFRELによる国際選挙監視団の一員としてリアウ州にて監視活動を行う。2001−2002年、いすゞ自動車藤沢工場にて、インドネシア人社員研修の通訳、コーディネート業務に従事。

水上 浩(ミズカミ ヒロシ)

1970年生まれ。千葉大学大学院修士課程修了。東京外国語大学大学院博士後期課程在籍中。文化人類学専攻。インドネシアのイスラーム研究、身体論。1998−99年、文部省派遣奨学生としてガジャマダ大学に留学、プンチャック・シラット(伝統的護身術)の研究に従事。現在、インドネシア石油教育交流財団の奨学金を得て、ジョクジャカルタで博士論文のためのフィールドワーク。



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