発行:明石書店
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A5判 680ページ 上製
定価:9,800円+税 総額を計算する
ISBN978-4-7503-1653-6(4-7503-1653-9) C0500
在庫あり
奥付の初版発行年月:2002年11月
書店発売日:2002年11月25日
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中国の図書館学,情報学,書誌学,出版・印刷および関連分野について,学術用語,生活用語はもとより俗語,隠語まで1万1千語を,単なる用語の対訳ではなく言葉の背景にまで切り込み解説した本邦初の「読む辞典」。
前書きなど
外国のことを学ぶときに初学者が一番困るのは、その国の人たちにはなんでもないことなのに、それがこちらには全く分からないということである。ことに中国の場合、漢字の故につい分かった気になって、実は理解していない場合が多い。本書の中の「加油站」が農村図書室の別称(佐々木さんは、一過性の言葉かも、と言われるが)というのはその一例である。「書票」は日本では蔵書票だが、中国には別の意味がある。「人等書」の「早く資料を整理せよ」という意味を、私は本書によってはじめて知った。「旧書館」は、毎年の予算削減に悩む日本の図書館人の共感を呼ぶ言葉である。 流石に漢字を生み、育ててきた国、と感嘆する表現も多い。たとえば「石沈大海」「雪中送炭」など。「五気」や「五多五少」には自戒の意が篭められていて、われわれを省みる鏡ともなる。さらに「現象本質統一説」では、図書館学の研究対象についての学説が解説され、図書館の本質についての考え方を示している。読者はその記述から文献に導かれ、眼前に広い世界が開けるのを実感することだろう。 一言で言えば、本書は中国の図書館について、言葉の解説と共に、その組織や背景、基礎的な考え方、図書館に関わる人の生活感覚などが分かるように編纂されている。単に「引く辞書」だけでなく、「読む辞書」として、さまざまな使い方ができるであろう。嘗て勝俣銑吉郎氏は、その英和活用大辞典新版の序文の中で、この浩瀚な辞典を「読む」ことを勧められた。本書もまた同様な使い方によって、大きな役割を果たすことであろう。本書が多くの人々の机上に置かれ、相互理解の確かな手段となることを心から願う次第である。
著者プロフィール
佐々木 敏雄(ササキ トシオ)
佐々木 敏雄(ささき としお)<br>1932年 東京生まれ。<br>1955年 文部省図書館職員養成所卒業。<br>1961年 法政大学法学部政治学科卒業。<br>1955年−1959年 社団法人日本図書館協会勤務。<br>1959年−1961年 社団法人中国研究所勤務。<br>1961年−1972年 東京都立日比谷図書館勤務。<br>1972年−1993年 東京都立中央図書館勤務。<br>1977年−1983年 法政大学文学部兼任講師。<br>現在、日本図書館情報学会会員。
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