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皮膚
文学史・身体イメージ・境界のディスクール
四六判
434ページ
上製
定価
4,800円+税
- 出版社在庫情報
- 絶版
- 初版年月日
- 2014年5月
- 書店発売日
- 2014年5月7日
- 登録日
- 2014年3月5日
- 最終更新日
- 2022年9月5日
書評掲載情報
2014-10-18 |
図書新聞
評者: 村井翔 |
2014-07-13 |
朝日新聞
評者: 水無田気流(詩人、社会学者) |
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紹介
皮膚(身体)が文化的構築物であるという観点は、フーコー以来の共通理解となっている。本書はそれを立脚点に、言語、歴史、ジェンダー論、言説分析、精神分析などさまざまな分野と方法論を縦横無尽に動員し、聖書、慣用句、文学作品、芸術論、科学の理論といった言語資料、解剖学図版・模型、絵画や現代アートなどの図像的なものを駆使して、17世紀から現代にいたる皮膚観のパノラマを展開する。
目次
日本語版への序文
1 表面の深部――序論
2 境界のメタファー――言葉のなかの皮膚
3 侵入――医学と文化の実践における身体の境界と知の産物
4 脱皮――皮剥ぎ、拷問、メタモルフォーゼ
5 魂の鏡――カンヴァスとしての表皮
6 謎となすこと――皮膚の他者性
7 鎧の皮膚と母斑(ムッター・マール)――ある性差のイメージ体系
8 異種の皮膚――皮膚の色の科学史および文学史
9 ブラックネス――アフリカ系アメリカ人の言説における皮膚の色の問題性
10 手と皮膚――皮膚感覚の人間学と図像学
11 接触――エロティックな、エモーショナルな、〈心的な〉、皮膚感覚の類似性について
12 遠隔触覚(テレタクティリティ)――ニュー・メディアにおける皮膚
13 おわりに
註記
訳者あとがき
文献一覧
事項索引
人名索引
上記内容は本書刊行時のものです。