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在庫ステータス
取引情報
秘義なきキリスト教
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2011年6月
- 書店発売日
- 2011年6月27日
- 登録日
- 2011年4月28日
- 最終更新日
- 2011年9月15日
書評掲載情報
2011-08-28 |
毎日新聞
評者: 富山太佳夫(青山学院大学教授・英文学) |
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紹介
1696年、三位一体論の秘義に関する教理論争中に刊行された理神論者トーランドの主著。ロックの経験論的認識論と推理機能としての理性を神学に適用し、「反理性」「超理性」の概念は観念の「矛盾」「欠如」であり、観念が得られない秘義は「無」であるとする。キリスト教という啓示宗教を基盤とする社会において自然宗教を真の宗教と見なし、国教会の統制下でキリスト教批判を展開した挑戦的著作。
目次
凡 例
序 文
問題の提起
第一部 理性について
第一章 理性でないもの
第二章 理性はどこに存するか
第三章 情報を得る手段について
第四章 確信の基盤について
第二部 福音の教理は理性に反するものではない
第一章 本当の矛盾または矛盾と思えるものを宗教のうちに認
める不条理とその結果
第二章 この議論にかかわる啓示の権威について
第三章 キリスト教によって意図されたのは合理的で理解しう
る宗教である。これを『新約聖書』に見られる奇蹟、
方法、文体から証明する
第四章 人間理性の壊廃から引き出される異議に答える
第三部 福音には秘義的なもの、または理性を超えるものは存在
しない
第一章 異邦人の著作に見られる秘義の由来と意味
第二章 あるものに関して、その特性すべてについて十分な観
念を持たない、またその本質についてまったく観念を
持たないことを理由に、そのものを神秘と呼ぶべきで
はない
第三章 『新約聖書』と古代キリスト教徒の著作における秘義
という言葉の意味
第四章 聖書のある章句、信仰の本性、奇蹟から引き出される
異議に答える
第五章 秘義がキリスト教に持ち込まれたのは、いつ、なぜ、
誰によってなのか
結 論
異 文
訳 注
解 説
上記内容は本書刊行時のものです。