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学生のためのExcel VBA 若山芳三郎(著) - 東京電機大学出版局
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学生のためのExcel VBA (ガクセイノタメノエクセルブイビーエー) 第2版

コンピュータ
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B5判
144ページ
並製
価格 2,000円+税
ISBN
978-4-501-55450-7   COPY
ISBN 13
9784501554507   COPY
ISBN 10h
4-501-55450-9   COPY
ISBN 10
4501554509   COPY
出版者記号
501   COPY
Cコード
C3004  
3:専門 0:単行本 04:情報科学
出版社在庫情報
重版中
初版年月日
2016年11月
書店発売日
登録日
2016年10月5日
最終更新日
2021年4月16日
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紹介

Excel VBAを用いて、Excelを十二分に活用するための入門書。日常のデータ処理において、必要度の高い項目を精選して収録し、マクロから基本的なプログラミング、ユーザーフォームの作成まで、例題演習形式で解説。

目次

第1章 マクロとVBA
 1・1 マクロとVBA
  1 マクロ
  2 VBA
 1・2 自動記録によるマクロの作成と実行
  1 [開発]タブの表示
  2 マクロの作成
  3 マクロの実行
 1・3 マクロの保存と削除
  1 マクロを含んだファイルの保存
  2 マクロの削除
 演習問題

第2章 VBAによるマクロの作成
 2・1 VBEの起動・画面構成・マクロの作成
  1 マクロの起動・表示
  2 VBEの画面構成
  3 マクロの修正
 2・2 簡単なマクロの作成
  1 コードの入力
  2 マクロの実行と保存
  3 マクロコードの詳細
 2・3 オブジェクトからのマクロの実行
  1 メッセージボックスを表示するマクロ
  2 図形の挿入とマクロの登録
 演習問題

第3章 VBAの基礎事項
 3・1 オブジェクト・コレクション・メソッド・プロパティ
  1 オブジェクトとコレクション
  2 メソッドとプロパティ
 3・2 プロジェクトエクスプローラーとモジュール
  1 プロジェクトエクスプローラー
  2 モジュール
 3・3 プロシージャの構造
  1 プロシージャとプロシージャの種類
  2 Subプロシージャの構成

第4章 VBAプログラミングの基礎
 4・1 変数の使い方と計算
  1 コード例と説明
  2 変数・変数名・定数
  3 データ型と型宣言
  4 計算式の書き方と演算子
 4・2 セルの選択とコピー
  1 コード例と説明
  2 セルの絶対参照
  3 セルの相対参照
  4 セルまたはセル範囲のコピーと移動
 4・3 条件による分岐
  1 1つの条件による分岐 If...Then...Else...End Ifステートメント
  2 セルのフォントの設定
  3 Withステートメント
  4 複数の条件による分岐 If...Then...Elself...Else...End Ifステートメント
  5 条件が多いときの分岐 Select Caseステートメント
 4・4 処理の繰り返し
  1 Do While...Loopによる繰り返し処理
  2 Do...LoopとExit Doステートメント
  3 For...Nextステートメント
  4 二重の繰り返し
 4・5 イベントプロシージャとサブプロシージャ
  1 メインプロシージャとサブプロシージャ
  2 引数を取るサブプロシージャ
 4・6 配列
  1 一次元配列
  2 配列要素の並べ替え
  3 二次元配列
 演習問題

第5章 ユーザーインターフェース
 5・1 メッセージボックス
  1 メッセージボックスの表示
  2 MsgBox関数を使った分岐処理
 5・2 簡単なユーザーフォームの作成
  1 ユーザーフォームの作成
  2 コントロール
  3 ラベルの表示
  4 テキストボックスの作成
  5 コマンドボタンの作成
  6 イベントプロシージャの記述
  7 マクロの実行
 5・3 項目を選択するユーザーフォームの作成
  1 オプションボタンの使い方
  2 コンボボックスの使い方
  3 チェックボックス
  4 スピンボタン 連続したデータの入力
 5・4 配列とArray巻数
 演習問題

第6章 シートとブックの取り扱い
 6・1 ワークシートの取り扱い
  1 シートの追加とシートの名の変更
  2 表のコピー
  3 シートの削除
 6・2 ブックの取り扱い
  1 ブックを開いて参照する
  2 シートの作成と保存
  3 ブックのパス名,ブック名の参照
 6・3 複数のブックやシートを1つにまとめる
  1 複数ブックからのデータのコピー
  2 複数シートのデータの集計
 演習問題

第7章 知っていると便利な機能
 7・1 ワークシートの印刷
  1 シートの印刷
  2 集計シートの印刷
  3 ページ設定と印刷設定
 7・2 関数の利用
  1 合計・平均・順位を求める SUM・AVERAGE・RANK関数
  2 表の検索 VLOOKUP関数
  3 データベース関数の使い方 DAVERAGE関数
 7・3 データベース
  1 並べ替え
  2 オートフィルタによる抽出
  3 フィルターオプションによる抽出
 7・4 グラフの作成
  1 学生別成績表の作成
  2 グラフの作成
  3 印刷
 7・5 クイックアクセスツールバーへのマクロの登録
  1 ボタンの登録
  2 ツールバーからのマクロの実行
 演習問題

第8章 デバッグとエラー処理
 8・1 VBAのエラー
  1 構文エラー
  2 実行時エラー
  3 論理エラー
 8・2 デバッグの方法
  1 ブレークポイントの設定
  2 ステップインによる実行
  3 ローカルウインドウの利用
  4 ウォッチウインドウの利用
 8・3 エラーメッセージの表示
 演習問題

索引

前書きなど

 現在,ほとんどの職場において,パソコンは1人1台の時代となり,パソコンを使えないと仕事ができないようになってきた.職場でパソコンを利用するとき,最もよく利用されるものがインターネットとアプリケーションソフトExcelである.
 Excelは表計算機能のほか,データベース機能やグラフ作成機能などを持つ統合型のソフトウェアである.このためExcelの使い方をマスターするだけで,かなりのデータ処理ができるようになる.また,Windows上で動作するWord,Access,PowerPointなどのアプリケーションソフトのデータとの連携も容易にできる.
 このように,Excelは非常に優れたソフトではあるが,キーボードとマウスによる操作だけでは限界があり,条件により処理の流れや手順を変えたり,データを変えて類似の処理を繰り返し行うなどの複雑な処理はできない.このようなことを可能にするのが,Visual Basic for Applications(略してVBA)である.
 Excelには,キーボードとマウスによる操作を自動的に記録し,それをマウス操作で呼び出すことで,記録した操作を簡単に再現できるマクロ機能がある.このように作成したマクロもプログラムの形で保存されるが,この方法では,キーボードとマウスによる操作で可能な範囲の処理しかできない.
 一方, VBAを使用すれば,自動記録によるマクロを発展させて,キーボードとマウスによる操作では不可能な処理ができるだけでなく,オリジナルなダイアログボックスやツールバーなどを作成したり,操作を簡略化して,Excelの経験が浅い人でも容易に複雑な処理ができるようになるという特徴がある.
 したがって,VBAをマスターすれば,Excelの活用の幅はより広がる.また,ExcelにおけるVBAの知識は,ほかのアプリケーションソフトのマクロでも活用できる.
 VBAにも多くの便利な機能があるが,限られた授業時間の中で,これらの機能のすべてを学習するのは困難であり,またその必要もない.本書では,必要な項目を精選して解説している.これだけ学習しておけば,日常のデータ処理において困ることはほとんどないと思う.なお本書は,Excelの操作方法等について,一通りの知識があることを前提として記述してある.したがって,Excelの基本的な知識に自身がない方は,まず,Excelについて学んでから,本書を読んでいただきたい.
 本書で皆さんがExcel VBAを学習し,Excelをより一層活用されることを期待している.
 最後に,いろいろな助言をいただき編集の労をとっていただいた坂元真理さんと石井理紗子さんに感謝の意を表したい.

2016年11月
著者しるす

上記内容は本書刊行時のものです。