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PIC12F実用回路 鈴木美朗志(著) - 東京電機大学出版局
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PIC12F実用回路 (ピックジュウニエフジツヨウカイロ)

工業・工学
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B5判
136ページ
並製
価格 2,000円+税
ISBN
978-4-501-32980-8   COPY
ISBN 13
9784501329808   COPY
ISBN 10h
4-501-32980-7   COPY
ISBN 10
4501329807   COPY
出版者記号
501   COPY
Cコード
C3055  
3:専門 0:単行本 55:電子通信
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2013年9月
書店発売日
登録日
2013年9月20日
最終更新日
2021年1月12日
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紹介

8ピンマイコンのPIC12F683を使った実用回路を多数紹介。自動照明点灯回路(照度センサ)・防犯回路(測距モジュール)・赤外線リモコン・自走虫型ロボットを製作する。プログラムの開発環境は、すべてマイクロチップ社より無償提供されている。

目次

第1章 PIC12F683と開発ソフトウェア
 1.1 PIC12F683のピン配置と主な特徴
 1.2 MPLAB X IDEとCコンパイラXC8の使い方
 1.3 プログラムの書き込み
第2章 LED点灯回路
 2.1 LED点灯回路―プログラム5つ―
第3章 PWM制御回路
 3.1 高輝度白色LEDの調光制御回路とDCモータの速度制御回路の製作
 3.2 PWMモードによるスピーカ演奏回路
第4章 センサ回路
 4.1 照度センサを使用した自動照明点灯回路
 4.2 測距モジュールを使用した防犯回路と非接触オルタネイト回路
 4.3 圧電振動ジャイロモジュールを使用した緊急電源停止回路
 4.4 音スイッチ回路による交流100V負荷の制御
第5章 アクチュエータ回路
 5.1 A-Dコンバータを利用したDCモータの正転・逆転・停止・速度制御
 5.2 ステッピングモータの正転・逆転回路
 5.3 RCサーボの制御回路
第6章 赤外線リモコンとロボット製作
 6.1 赤外線リモコンによるLEDの点滅制御
 6.2 赤外線リモコンによるキャタピラ車の制御
 6.3 自走インセクト(虫型ロボット)の制御
索引

前書きなど

 本書で使用する『PIC12F683』は,米国マイクロチップ・テクノロジー社における8ピンの代表的なワンチップマイコンである。PIC12F683は低価格で,リードピッチ2.54mmのDIP(Dual In-line Package)型8ビットマイコンである。このため,回路作りは手配線が容易で,PWM制御や内臓A-Dコンバータなどが利用でき,実用的な回路を製作することができる。
 マイクロチップ社のホームページより,純正の総合開発環境MPLAB X IDEとCコンパイラXC8(無償評価版)をダウンロード・インストールすることもでき,本書では新たに公開されたMPLAB X IDEとXC8を用いて解説する。
 この本の内容は,PIC12F683とブレッドボードおよびユニバーサル基板を使った,実用回路やロボットの製作とプログラミングである。実用回路・ロボット・プログラムは,やさしすぎず,難しくもないものとした。
 基本的なLEDの点灯回路から始め,PWM制御回路,センサ回路,アクチュエータ回路,赤外線リモコンとロボット製作まで,基本的でかつ実用的な回路を取り上げる。PIC12F683の回路とC言語によるプログラミングについて,基礎から実用レベルまで習得できるように,以下の点を留意してまとめた。
 ①CコンパイラXC8のダウンロードとインストールの方法を解説する。
 ②総合開発環境MPLAB X IDEとXC8の使い方を解説する。
 ③プログラマPICkit3による書き込み手順について,詳しく説明する。
 ④使用する電子部品は一般的なもので,通信販売などで購入することができる。
 ⑤PIC回路と各種の素子を使った電子回路の動作原理を詳しく述べる。
 ⑥回路の製作は,ブレッドボードおよびユニバーサル基板による手配線のどちらも利用できる。
 ⑦製作回路は,回路図とともに,ブレッドボードによる実体配線図,および基板配線による部品配置と裏面配線図を掲載する。
 ⑧プログラムの記述は,その行の右横に説明文を入れる。重要な個所は,「解説」で詳解をする。
 ⑨各章,各節の題目は,学校でのPIC制御実習やPIC技術講習会などで,テキストとして利用できる。
 私は,前著「たのしくできるArduino実用回路」で,今注目されているArduinoというマイコンボードを取り扱った。Arduinoの特長は,総合開発環境Arduino IDEに,ライブラリという機能プログラムが数多く用意されているので,プログラムが簡単になる。また,パソコンからUSBケーブルを通じ,直接プログラムを書き込むことができる。このため,液晶表示器を使うような複雑な回路も,マイコンの初心者にはわかりやすく,企業での試作品の開発にも都合がよい。
 しかしArduinoとPIC12F683を価格面で比較すると,Arduino UNOは約2500円であるが,PIC12F683は100円で購入することができる。
 低価格なPIC12F683を使った本書の回路は,8ピンという制約の範囲内で,組込みマイコンとして実用的に利用できる回路とともに,トランジスタ・オペアンプ・センサ・アクチュエータ・赤外線リモコンなどの電子回路を学ぶことができるよう配慮した。本書が,学校でのPIC制御実習や工作好きな方々のPIC利用技術の向上に貢献できれば幸いである。
 刊行にあたり,終始多大な御尽力をいただいた東京電機大学出版局の石沢岳彦氏をはじめ,関係各位に心から御礼申し上げる次第である。

2013年9月
著者しるす

上記内容は本書刊行時のものです。