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アナログ電子回路の基礎 堀 桂太郎(著) - 東京電機大学出版局
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アナログ電子回路の基礎 (アナログデンシカイロノキソ)
原書: 0

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A5判
168ページ
並製
定価 2,100円+税
ISBN
978-4-501-32290-8   COPY
ISBN 13
9784501322908   COPY
ISBN 10h
4-501-32290-X   COPY
ISBN 10
450132290X   COPY
出版者記号
501   COPY
Cコード
C3055  
3:専門 0:単行本 55:電子通信
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2003年6月
書店発売日
登録日
2010年2月18日
最終更新日
2011年10月17日
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紹介

アナログ電子回路全般を平易に解説

目次

第1章 電子デバイス
1.1 半導体の基礎
1.2 ダイオード
1.3 トランジスタ
1.4 FET
演習問題1

第2章 トランジスタ増幅回路
2.1 増幅回路の基礎
2.2 増幅回路の動特性
2.3 hパラメータ
2.4 増幅度の計算
2.5 各種の接地回路
演習問題2

第3章 バイアス回路

3.1 バイアス回路の安定度
3.2 各種のバイアス回路
3.3 安定度を表す指数
3.4 温度補償回路
演習問題3

第4章 等価回路
4.1 等価回路の考え方
4.2 hパラメータ等価回路
4.3 yパラメータ等価回路
4.4 周波数特性
演習問題4

第5章 FET増幅回路
5.1 FETのバイアス回路
5.2 FETの3定数
5.3 FETの等価回路
5.4 FETによる増幅回路
演習問題5

第6章 RC結合増幅回路
6.1 多段増幅回路の種類
6.2 RC結合増幅回路の周波数特性
演習問題6

第7章 負帰還増幅回路
7.1 負帰還の原理
7.2 負帰還の効果
7.3 帰還増幅回路の種類
7.4 実際の帰還増幅回路
7.5 エミッタフォロア
7.6 ダーリントン接続
演習問題7

第8章 電力増幅回路
8.1 電力増幅回路の基礎
8.2 A級電力増幅回路
8.3 B級プッシュプル電力増幅回路
8.4 SEPP電力増幅回路
演習問題8

第9章 高周波増幅回路
9.1 高周波用トランジスタの選定
9.2 共振と同調
9.3 単同調増幅回路
9.4 複同調増幅回路
9.5 中和回路
9.6 中間周波増幅回路
演習問題9

第10章 オペアンプ
10.1 オペアンプとは
10.2 反転増幅回路
10.3 非反転増幅回路
10.4 オフセット
10.5 差動増幅回路
演習問題10

第11章 発振回路
11.1 発振の原理
11.2 RC発振回路
11.3 LC発振回路
11.4 水晶発振回路
演習問題11

第12章 振幅変調(AM)回路
12.1 各種の変調方式
12.2 AMの原理
12.3 AM回路
12.4 AM復調回路
12.5 搬送波抑圧変調
演習問題12

第13章 周波数変調(FM)回路
13.1 FMの原理
13.2 FM回路
13.3 FM復調回路
13.4 位相変調(PM)
演習問題13

第14章 電源回路
14.1 電源回路の諸特性
14.2 変圧回路
14.3 整流回路
14.4 平滑回路
14.5 安定化定回路
14.6 スイッチングレギュレータ回路
演習問題14

演習問題解答
参考文献
索引

前書きなど

電子回路とは,抵抗,コイル,コンデンサなどの受動素子と,ダイオードやトランジスタ,ICなどの能動素子を用いて構成した回路のことである.電気回路では受動素子を回路の主役とし,直流や交流に対しての回路の動作を考えるが,電子回路では能動素子が回路の主役となる.このため,本書第1章「電子デバイス」では,能動素子の構造や動作原理について学ぶ.その後,トランジスタやFETを使用した各種増幅回路,オペアンプ,発振回路,変調・復調回路,電源回路へと学習を進めていく.
 電子回路は,アナログ回路とディジタル回路に大別できるが,本書で扱うのはアナログ回路である.ディジタル回路については,姉妹書『ディジタル電子回路の基礎』で扱うので,併せてご愛読いただければ幸いである.
 著者の経験では,電気電子系の学科に在籍している学生においても「アナログ電子回路」に苦手意識をもっている人が少なからずいるようである.アナログ回路は,ディジタル回路に比べて複雑な計算を要する場合が多く,また扱う範囲も広いことがその理由であると考えている.そこで本書では,高専や大学に在籍する学生の方々が,アナログ電子回路の概要をつかめるように簡明な説明を心がけた.また,区切りよく学習を進められるように,各章を10ページで構成し,章の終わりには演習問題を設けた.
 そのときには理解できない項目であっても,学習を進める中で振り返ってみると理解できることも多々あろう.どうか,諦めずにねばり強く学習を進めていただきたい.本書が,アナログ電子回路学習の一助になれば著者として望外の喜びである.また,著者のケアレスミスや,浅学非才のための誤記もあろうが,読者のご叱正をいただければ幸いです.
 本書を出版するにあたり,多大なご尽力をいただいた東京電機大学出版局の植村八潮氏,石沢岳彦氏にこの場を借りて厚く御礼申し上げる.

2003年5月

国立明石工業高等専門学校
電気情報工学科
堀 桂太郎

上記内容は本書刊行時のものです。