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詩の読み方 小川 和佑(著) - 笠間書院
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詩の読み方 (シノヨミカタ) 小川和佑近現代詩史 (オガワカズスケキンゲンダイシシ)

文芸
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発行:笠間書院
四六判
仮フランス装
定価 1,800円+税
ISBN
978-4-305-70780-2   COPY
ISBN 13
9784305707802   COPY
ISBN 10h
4-305-70780-2   COPY
ISBN 10
4305707802   COPY
出版者記号
305   COPY
Cコード
C0092  
0:一般 0:単行本 92:日本文学詩歌
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2015年9月
書店発売日
登録日
2015年8月19日
最終更新日
2015年9月18日
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紹介

敗戦後の社会に無防備に投げ出された
少年が拠りどころとしたのは
詩の世界であった

日本近代文学研究者・文芸評論家である小川和佑が遺した
読者と詩をつなぐ、小論の数々を集成。
難解な近現代詩を論理的にやさしく鑑賞する。

【ある年齢のある時期には、詩を書くことは誰にとっても容易です。しかし、鑑賞し、理論づけるとなると、容易ではありません。多くの詩の解説書を読んだということが、必ずしも詩の理解を深めないところに詩の鑑賞の難しさがあります。(中略)しかし、萩原朔太郎以後の現代詩は、こうした鑑賞の方法では扱うことができません。その理由は、新体詩に比較して現代詩がはるかに複雑で高度な技術の上に作られているからです。少なくとも現代の古典となった昭和の詩は、先に述べたある年齢の時期に誰しも書くことのできる詩とは本質も異なり、高度な表現技術と専門的教養を基礎に作られていることを意識しないと、批評も鑑賞も成り立たないところがあります。】......本書「近現代詩を読むための覚書」より

目次

近現代詩を読むための覚書

Ⅰ 詩の創る世界―ことばに生きた詩人たち

1 萩原朔太郎(1886-1942)
天景
2 三好達治(1900-1964)
甃(いし)のうへ

頰白(ほおじろ)
捷報臻(しょうほういた)る
雪はふる
3 堀 辰雄(1904-1953)
天使たちが
4 立原道造(1914-1939)
爽(さわ)やかな五月に
また落葉林(らくようりん)で
風に寄せて、その五
何処(どこ)へ?
5 伊東静雄(1906-1953)
わがひとに与(あた)ふる哀歌
八月の石にすがりて

Ⅱ 詩神の魅惑―詩の森へ

6 逸見猶吉(へんみゆうきち)(1907-1946)
ウルトラマリン 第二・兇牙利的
7 津村信夫(1909-1944)
抒情の手
8 能美九末夫(のうみくすお)
冬の黄昏(たそがれ)に
9 野村英夫(1917-1948)
司祭館、Ⅲ
10 大木惇夫(あつお)(1895-1977)
椰子樹下(やしじゅか)に立ちて
11 大木 実(1913-1996)
おさなご
12 鮎川信夫(1920-1986)
喪心(そうしん)のうた、1
13 秋谷(あきや) 豊(1922-2008)
読書
14 吉本隆明(1924-2012)
佃渡(つくだわた)しで

小川和佑近現代詩関係著作目録
詩作品および詩人の文章の出典一覧

編者あとがき

著者プロフィール

小川 和佑  (オガワ カズスケ)  (

日本近代文学研究者、文芸評論家
昭和五年(一九三〇)─平成二十六年(二〇一四)。東京生まれ。栃木県宇都宮市出身。明治大学専門部文芸科卒業。栃木県公立高等学校教諭、昭和女子大学短期学部助教授を経て、文筆に専念。長く明治大学文学部兼任講師も務めた。若き日に詩誌「地球」同人。元文藝家協会会員。日本近現代詩を中心に、堀辰雄、中村真一郎、三島由紀夫、高橋和巳ら作家についても研究。また、桜の文学史・文化史(『桜の文学史』文春新書など)をはじめ、時代小説、東京学、刀剣などに関する評論多数。

上記内容は本書刊行時のものです。