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化物で楽しむ江戸狂歌
~『狂歌百鬼夜狂』をよむ~
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2014年10月
- 書店発売日
- 2014年10月22日
- 登録日
- 2014年9月26日
- 最終更新日
- 2014年10月21日
紹介
時は江戸時代。
面白おかしい化け物たちが今より身近にいた時代。
当時大流行した、これまたおかしな歌を詠む狂歌師たち。
ある夜、怪しいあばらやに集まると、
百「物語」ならぬ、百「狂歌」に興じ、
呑めや歌えや、出たの出ないの、大騒ぎ!
【江戸狂歌が最高潮を迎えた、天明盛時の雰囲気を色濃く映し出したのが、この『狂歌百鬼夜狂』です。彼ら狂歌師仲間は、江戸の暮らしを言葉で祝福し、明るく楽しく謳いあげました。この作品を通して、化け物だけでなく、ついでにそんな江戸狂歌の世界も覗いていただきたいと江戸狂歌研究会一同願っています。...「はじめに」より】
『狂歌百鬼夜狂』は、天明5年、
蔦屋重三郎が企画した狂歌会をもとに刊行されました。
狂歌会には、狂歌ブームの火付け役である四方赤良(大田南畝)をはじめ、
16名の狂歌師が集まり、当時人気の素材であった化物をお題に、
「百物語」に倣って、百首の狂歌が詠まれました。
本書は、狂歌の基礎知識、各歌の原文・現代語訳・語釈、化物の挿絵を収録。
江戸の化物と狂歌を、楽しみながら知ることの出来る1冊です!
目次
はじめに
Ⅰ 「狂歌」を知る
狂歌とその歴史
狂歌師略伝
Ⅱ 『狂歌百鬼夜狂』をよむ
天明期の江戸狂歌本出版と『狂歌百鬼夜狂』
『狂歌百鬼夜狂』書誌解説
Ⅲ 『狂歌百鬼夜狂』本文解説
序[原文・現代語訳・語釈]
百ものがたりの記[原文・現代語訳・語釈]
百首解説
見越入道/雪女/人魂/女の首/離魂病/うしろ髪/山男/切禿/長髪/鬼/山姥/逆柱/毛女郎/楠亡霊/小袖の手/魔風/せうけら/殺生石/さとり/鬼女/油なめ/三目入道/片輪車/古寺/天井の手/船幽霊/壁坐頭/大魔が時/をいてけ堀/だかれ小僧/むじな/姥が火/牛鬼/肉吸/龍灯/牡丹灯籠/川獺/札へがし/木だま/髪切/帯取が池/おさかべ/山鳥/ひゝ/死ね/\榎/猪熊/戸がくし山/もどり橋/古戦場/土蜘/安達原/猫また/海坊主/もゝのけ/骸骨/羅生門/一つ目小僧/化物やしき/うぶめ/実方雀/大あたま/火車/一寸法師/生霊/死霊/大入道/四隅小僧/元興寺/化地蔵/枕返し/迷ひの金/光物/轆轤首/犬神/のつぺらぼう/蜃気楼/幽霊/青女房/青鷺/越中立山/狸/蛇児/逆幽霊/鵺/八幡しらず/皿屋敷/古椿/雨降小僧/なめ女/あやかし/しら児/天狗/文福茶釜/生贄/芭蕉の精/大座頭/釿ぼろ/古井戸/高砂松/金だま
跋文[原文・現代語訳・語釈]
あとがき
読書案内・参考文献
執筆者一覧
化物索引
上記内容は本書刊行時のものです。