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国文学叢録
論考と資料
- 出版社在庫情報
- 在庫僅少
- 初版年月日
- 2014年3月
- 書店発売日
- 2014年4月11日
- 登録日
- 2014年3月20日
- 最終更新日
- 2014年7月4日
紹介
平成25年度、創立50周年を迎えた鶴見大学文学部日本文学科の記念論集。
名誉教授、元教員、卒業生、在学院生による計17本の「論考と資料」。
執筆は、新沢典子・高田信敬・岩佐美代子・今野鈴代・中川博夫・山西 明・牧 藍子・佐藤かつら・片山倫太郎・田中智幸・久保木秀夫・平藤 幸・石澤一志・堀川貴司・伊倉史人・深沢了子・芝野美奈代(掲載順)。
【文献学的実証主義の学風、これを五十年の伝統として真っ先に挙げるべきであった。附属図書館に収蔵された古典籍、近代文学のコレクション、国文学の文献等の充実は、他大学を圧倒する。小さな世帯の大学であるが、それがかえって専門分野の文献の充実を生んだ。無論、そこには図書館と本研究室のスタッフによる弛まぬ努力があったわけである。私学としての特徴を十分に発揮できた五十年であったと言ってよい。】…刊行にあたってより。
目次
記念論集刊行にあたって●鶴見大学日本文学会会長・片山倫太郎
[論考編]
「柿本朝臣人麻呂羈旅歌八首」の主題―巻三・二五四番歌の解釈を通じて―●新沢典子
権帥橘公頼―『貫之集』登場人物素描―●高田信敬
『枕草子』「……物」章段考察●岩佐美代子
「明石の浦にいさりせし君」―朧月夜造型の一側面●今野鈴代
大僧正隆弁の和歌の様相●中川博夫
鶴見大学蔵仮名本『曽我物語』の特色と諸本における位置●山西明
不角の前句付興行の変遷とその意義●牧藍子
初代坂東彦十郎と横浜の芝居●佐藤かつら
川端康成「禽獣」における改稿と系統●片山倫太郎
『呂氏春秋』に見える秦墨の思想―慎大覧諸篇を中心として―●田中智幸
[資料編]
伝藤原家隆筆『古今集』残簡及び断簡―新出異本歌を含む鎌倉時代写本―●久保木秀夫
新出『平家物語』長門切―紹介と考察●平藤幸
京極派和歌 資料三種―伏見院・京極為兼・西園寺実兼の古筆資料―●石澤一志
伝策彦周良撰『詩聯諺解』解題と翻刻●堀川貴司
鶴見大学図書館蔵『詠歌口傳書類』解題・翻刻●伊倉史人
安永六年『春慶引』解題と翻刻●深沢了子
「宇野千代書簡」紹介●芝野美奈代
執筆者紹介
関連リンク
上記内容は本書刊行時のものです。