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紫式部集からの挑発
私家集研究の方法を模索して
A5判
238ページ
定価
5,500円+税
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2014年5月
- 書店発売日
- 2014年6月9日
- 登録日
- 2014年5月7日
- 最終更新日
- 2014年8月12日
紹介
伝記資料ではなくひとつの作品として『紫式部集』に挑む。
個の作品としての研究が手薄い
紫式部の私家集『紫式部集』。
未解決課題の数々を再検証する。
『紫式部集』研究の現状と課題を
歯に衣着せず語り尽くす、鼎談も収録!
【『紫式部集』は、かつては伝記研究の資料としてあつかわれるところに研究の端緒があった。本集をその束縛から解き放ち、ひとつの「作品」として対象化したいというのが、かねてから著者三人に共通する願いであった。(中略)ここであつかった問題点は、前人未踏というわけではない。ただ、いずれも諸家の見解が噛みあわなかったり、なおざりにされたりして、議論が深まっていなかったものである。これらの課題群を著者三人が分担して、あらためて検証してみることとしたのが本書である。......「まえがき」より】
目次
まえがき
1 『紫式部集』 左注とは何か
―謎解きと跨ぎの機能―
2 『紫式部集』 四番・五番歌の解釈追考
―「女はらから」 に対する垣間見と求婚―
3 『紫式部集』 における哀傷
―贈答歌の中の追悼―
4 『紫式部集』 日記歌の意義
―照らし返される家集本体とは何か―
5 『紫式部集』 の末尾
―作品の終局とは何か―
6 『紫式部集』 における定家本とは何か
―表記からの展望―
7 帥宮追悼歌群における和泉式部の和歌の特質
―表現形式をめぐる紫式部の詠歌法との違い―
8 『紫式部集』 の中世
9 鼎談 『紫式部集』 研究の現状と課題Ⅰ
10 鼎談 『紫式部集』 研究の現状と課題Ⅱ
11 紫式部・紫式部集研究年表 (補遺稿)
あとがき
上記内容は本書刊行時のものです。