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源氏物語の論 秋山 虔(著) - 笠間書院
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源氏物語の論 (ゲンジモノガタリノロン) AKIYAMA KEN Selection (アキヤマケンセレクション)

文芸
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発行:笠間書院
四六判
400ページ
上製
定価 3,200円+税
ISBN
978-4-305-70557-0   COPY
ISBN 13
9784305705570   COPY
ISBN 10h
4-305-70557-5   COPY
ISBN 10
4305705575   COPY
出版者記号
305   COPY
Cコード
C0093  
0:一般 0:単行本 93:日本文学、小説・物語
出版社在庫情報
在庫僅少
初版年月日
2011年8月
書店発売日
登録日
2011年7月20日
最終更新日
2020年4月8日
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書評掲載情報

2011-10-09 毎日新聞
評者: 三浦雅士(評論家)
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紹介

物語というものはありそうもないこと、あってはならぬことがゆえに語り伝えられることにもなるのであろう――秋山虔

単行本未収録の論考を著者自身が厳選、構成した「論」に、昭和27年来、書き続けてきた書評を、笠間書院でピックアップし、その九割方を掲載。
近年の源氏物語をめぐる論考に加え、膨大な書評群により、著者が向き合ってきた、源氏物語の研究史を辿ることができる書。

「何もかも生きもののように息づいている動態的な相(すがた)を見出すように、物語をとらえてきた―」(鈴木日出男)

目次

源氏物語の世界─光源氏についての断想
  桐壺帝と桐壺更衣
  光源氏の王者性について─断章
螢巻の物語論
播磨前司、明石の入道
玉鬘─六条院における進退
  もう一人の弘徽殿女御をめぐって
     *
若菜上巻の一問題─出来事の時間と言説の時間
若菜上巻、源氏のいう「罪もなしや」について
「あまりなる御思ひやりかな」について─文体の問題一つ
召人について─源氏物語読解例の一つ
蹴鞠の日─柏木登場
柏木の生と死
  夕霧の物語について─深層と表現
「形代」としての浮舟
常陸介と左近少将
     *
源氏物語世界の書について
源氏物語現代語訳の方法
  源氏物語の現代語訳─その限界をどう考えるか
  源氏物語は悪文であるか
  晶子古典現代語訳私見

書評●二十四編
武田宗俊『源氏物語の研究』/玉上琢弥『評釈 源氏物語』/阿部秋生『源氏物語研究序説』上/今井源衛『源氏物語の研究』/村井順『源氏物語論』上/玉上琢弥『源氏物語評釈』第一巻/多屋頼俊『源氏物語の思想』/村井順『源氏物語論』下/藤村潔『源氏物語の構造』/重松信弘『源氏物語の仏教思想 仏教思想とその文芸的意義の研究』/玉上琢弥編 山本利達・石田穣二校訂『紫明抄 河海抄』/玉上琢弥『源氏物語評釈』/I・モリス『光源氏の世界』/円地文子『源氏物語』巻一/曽根豊祐『源氏物語女性群像』全十五巻/古田拡・高杉一郎・武田孝・松永巌『源氏物語の英訳の研究』/上坂信男『源氏物語の思惟・序説 古代物語の研究(続)』/大野晋・丸谷才一『光る源氏の物語』上・下/高橋和夫『『源氏物語』の創作過程』/阿久澤忠『源氏物語の語法と表現』/西村亨『知られざる源氏物語』/小嶋菜温子『源氏物語の性と生誕 王朝文化史論』/角田文衛『紫式部伝 その生涯と『源氏物語』』/池田節子・久富木原玲・小嶋菜温子編『源氏物語の歌と人物』

初出一覧

解説(鈴木日出男)

著者プロフィール

秋山 虔  (アキヤマ ケン)  (

大正13年(1924年)、岡山県生れ。
昭和22年東京帝国大学国文学科卒、同大学院修了。東京大学名誉教授。日本学士院会員。
源氏物語ほか女流日記文学などの注釈や作家論・作品論を手がけて平安朝文学研究に寄与した。平成13年文化功労者受賞。
主な著書に、『源氏物語の世界 その方法と達成』(昭和39年、東京大学出版会)、『王朝女流文学の形成』(昭和42年、塙書房)、『源氏物語』(昭和43年、岩波新書)、『王朝女流文学の世界』(昭和47年、東京大学出版会)、『日本古典文学大事典』(共編)(昭和58-60年、岩波書店)、『王朝の文学空間』(昭和59年、東京大学出版会)、『王朝文学史』(編)(昭和59年、東京大学出版会)、『伊勢』(昭和60年、ちくま学芸文庫)、『源氏物語の女性たち』(昭和62年、小学館)、『王朝語辞典』(平成12年、東京大学出版会)、『源氏物語を読み解く』(共著)(平成15年、小学館)、『古典をどう読むか 日本を学ぶための『名著』12章』(平成17年、笠間書院)、『源氏物語大辞典』(共編)(平成23年、角川学芸出版)などがある。

上記内容は本書刊行時のものです。