中世歌壇と歌人伝の研究
井上 宗雄
発行:笠間書院
この版元の本一覧
A5判 512ページ 上製
定価:13,500円+税 総額を計算する
ISBN978-4-305-70350-7 C3092
在庫あり
奥付の初版発行年月:2007年07月
書店発売日:2007年08月17日
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紹介

鎌倉期歌壇の中堅歌人群、および室町期における二条・冷泉・飛鳥井・三条西など諸歌道家の動向、中世歌集類の形態的特色や、中世和歌の顕著な特徴など、和歌の文芸的・実用的性格の考察を行い、まとめとして歌壇史的研究という方法についての省察を試みる。
中世歌壇の基盤を実証的に明らかにする書。

目次

初めに

第一部[歌人伝を中心に]

第一章 中御門宗家
第二章 歌僧慶融
第三章 藤原為顕
第四章 一条法印定為
第五章 藤原為実略伝 年譜形式で
第六章 今出河院近衛
第七章 藤原盛徳(元盛法師)
第八章 和歌の家の消長 鎌倉末期〜室町初期
第九章 三条西家
付 章 小考三編(その一)

第二部[中世歌壇の種々相]

第一章 中世歌集の形態(一)[勅撰集]
第二章 中世歌集の形態(二)[私家集]
第三章 中世歌集の形態(三)[定数歌]
第四章 和歌の実用性と文芸性
付 章 小考三編(その二)

第三部[歌壇史のこと]

1 歌壇史研究について
2 歌壇の概観
付 参考文献

初出一覧
あとがき

索引(人名、書名・事項名、研究者名、和歌初句二句索引)

版元から一言

平安時代、貴族などのたしなみとして、実用的な意味合いも強かった和歌は、鎌倉・室町時代になると、歌人たちが派閥をつくり、それぞれが権力者とのつながりを強めて、政界に深く関わってゆきました。

著者は、こうした各流派からなる歌人たちの集団=「歌壇」の歴史を長く研究し、定評があります。

この本では、歌の表現や歌人の思想には深くふれずに、歌人やそのグループをとりまく環境を歴史学的に見つめてゆきます。
これまで、あまり取りあげられることのなかった歌人たちの伝記も収め、王朝や幕府など、時の政治権力に翻弄された「歌壇」の盛衰が明らかになります。

著者プロフィール

井上 宗雄(イノウエ ムネオ)

1926年生まれ。早稲田大学大学院修了。
早稲田大学高等学院教諭、立教大学教授、早稲田大学教授を経て、現在、立教大学名誉教授。
専攻は、中古・中世和歌史。
主著に、『中世歌壇史の研究』(3冊。風間書房・明治書院)、『平安後期歌人伝の研究』(笠間書院)、『鎌倉時代歌人伝の研究』(風間書房)、『百人一首 王朝和歌から中世和歌へ』(笠間書院)など。

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